産業機械の製造販売業を営む日阪製作所（本社・大阪市、竹下好和社長）はかねてから、食品と医薬品の生産設備やエンジニアリングの需要拡大に伴い、生駒市に新事業所の建設計画を進めている。稼働開始日は、令和５年９月を予定している。
同社経営戦略部担当者によると、関西文化学術研究都市・高山地区第１工区（生駒市高山町）の２区画（同市高山町８９１６番７～10）、約５㌶の敷地に、鴻池事業所（大阪府東大阪市）で生産を行う３事業セグメントのうち、プロセスエンジニアリング事業を、新たに建設する生駒事業所に移転するとともに、建物や設備を刷新することにより、生産能力の拡大及び品質向上を目指す。投資総額は約１００億円を見込む。
現在、敷地面積５万２１６５・67平方㍍の造成工事（施工・奥村組）がほぼ完了し、６月中旬から大林組（大阪本店）の施工で建設工事を着工する予定だ。設計は東畑建築事務所が担当。完成は、令和５年８月末日の予定。
新事業所は、Ｌ字型に３エリア３棟を配置し、工場棟、事務所と厚生エリア棟、試験室と開発エリア棟を設ける予定。