一般記事

中和公園事務所 「竜田公園公園施設整備工事」

2022.10.18 県中和公園事務所

景観再生と安全性・快適性の確保
施工は赤木工業
歴史的名所の再整備

 奈良県中和公園事務所は「竜田公園公園施設整備工事」を進めている。
 竜田公園は竜田川の河川敷を活用した総延長約2㌔㍍、総面積14㌶の都市公園で、古くは古今和歌集などにも詠われ、紅葉も名所として知られており、観光シーズンには多くの観光客が訪れる。昭和16年に県立公園(竜田川楓園)として県の管理となり、河川改修による洪水対策事業が実施されるとともに、都市公園(竜田公園)として供用されている。
しかし、現在、植栽の樹勢の低下や、施設の老朽化、安全性やバリアフリーなどへの対応など課題も多く抱えており、現在再整備事業が進められている。
 同工事は、三室山地区(斑鳩町神南)の再整備を行うもので、園路の滑り止め舗装、植栽の更新などを行うとともに、新たに展望デッキを設置する。工事概要は、工事延長690㍍、デッキ工1ヵ所、樹脂系滑り止め舗装1219平方㍍、階段工。設計はアーバンパイオニア設計、オオバが、施工を赤木工業担当。10月17日より立ち入りを制限して、本格的な作業に入っており、5年3月下旬の完成を目指している。
 また、今年度中には、「園路舗装工事(斑鳩町龍田)」「堂山園地周辺公園施設整備工事(斑鳩町稲葉車瀬・龍田南)」などが予定されており、準備を進めている。
 同事務所は、今年度に引き続き、来年度も再整備計画を推進してゆく方針で、左岸側の設計などの発注を予定している。

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