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県平城宮跡事業推進室 5月23日まで参加受付 歴史体験学習館遺産影響評価

2022.5.17 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局平城宮跡事業推進室は、「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区 歴史体験学習館遺産影響評価支援業務(平城宮跡の利活用推進事業(東側地区・単独公共))第331―委―3号」に公募型プロポーザルを適用して5月12日に公示した。
 参加表明書を5月23日まで受け付けて上位5者程度を選定、技術提案書を6月中旬まで受け付ける。6月下旬にヒアリングを実施、参加表明書及び技術提案書(ヒアリング実施内容を含む)について評価基準(合計100点)に基づき審査し、最高得点者を受託業者として特定する。
 業務場所は奈良市二条大路南3丁目。業務内容は①業務実施計画書の作成②建築基本計画の精査③遺産影響評価の支援④協議資料等の作成支援⑤朱雀大路東側地区調整会議への参加。業務量の目安は 1000万円込を限度とする。委託期間5年3月24日。
 参加資格は▽県建設工事等競争入札参加資格のうち建設コンサルタント「造園」または「都市計画及び地方計画」部門の資格を有すること(令和3年度の登録)かつ一級建築士事務所の登録を受けていること▽平成24年4月1日以降公告日までに完了した国または地方公共団体が発注した「景観評価」または「景観検討」の業務の元請実績を有していること―など。連絡先または提出先等は整備係(電話0742―27―8945)。
 平城宮跡歴史公園の拠点ゾーンは、『国営飛鳥・平城宮跡歴史公園 平城宮跡区域 基本計画』及び『平城宮跡歴史公園拠点ゾーン整備計画』に基づき国土交通省と奈良県の連携により整備を進めており、朱雀大路西側地区については国土交通省整備の施設と併せ平成30年3月24日に拠点ゾーン「朱雀門ひろば」として開園した。
県では、拠点ゾーンに整備を予定している歴史体験学習館の整備内容について、平成30年度より奈良県附属機関の「平城宮跡歴史公園歴史体験学習館の整備に関する検討委員会」を設け、有識者の意見を聴取して検討を進めてきた。令和2年12月に「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区(歴史体験学習館)整備計画」を策定するとともに、3年度に「平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館建築基本計画」を検討した。
また、平成31年4月に文化庁から「世界文化遺産の遺産影響評価にかかる参考指針」が示されたことを受け、歴史体験学習館の整備対象地が世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つである平城宮跡の緩衝地帯を含んでいることから「遺産影響評価(Heritage Impact Assessment)」の詳細分析を整備基本計画段階(令和2年度)、建築基本計画段階(令和3年度)のそれぞれで行ってきた。
今回の業務は、検討委員会による有識者の意見交換を経ながら、令和4年度に実施予定の関連業務の成果を踏まえ、建築基本計画の精査を行うとともにその結果に基づいて県が行う「遺産影響評価」の詳細分析を支援するもの。
令和4年度に実施予定の関連業務は①平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館コンテンツ基本設計業務(平城宮跡の利活用推進事業(東側地区・単独公共))第331―委―1号②平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館発掘調査業務(平城宮跡の利活用推進事業(東側地区・社会資本))第332―委―1号③平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館造成設計業務委託(平城宮跡の利 活用推進事業(東側地区・社会資本整備総合交付金))第繰932―委―1号④平城宮跡歴史公園朱雀大路東側地区歴史体験学習館ボーリング調査業務委託(平城宮跡の利活用推進事業(東側地区・社会資本整備総合交付金))第繰932―委―2号。

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