一般記事

高田土木 国道309号LED照明工事

2023.4.18 県高田土木事務所

水越トンネルをLED化
第2四半期の発注を予定

 奈良県高田土木事務所は、「国道309号LED照明工事」の準備を進めている。
 同工事は、奈良県と大阪府の県境をまたぐ国道309号水越トンネル(御所市関屋~大阪府河内郡千早赤阪村)で、既設のナトリウム灯をLED照明に交換するもの。工事概要は、トンネルLED照明設置工220台。第2四半期に発注を予定している。
 水越トンネル(延長2370㍍)は、古くから南河内地域と葛城・吉野方面を結ぶ幹線道路として活用されていた水越峠に、平成9年5月に開通。それまで狭隘で蛇行の続く峠を利用していた車輌はほとんどがトンネルを利用するようになった。建設されて30年に満たない比較的新しいトンネルではあるが、建設当時、LED照明の導入には至っておらず、ナトリウム灯が設置されている。
 ナトリウム灯はメーカーが次々と生産中止を決定しており、今後、灯体、消耗品などの入手が困難になり、メンテナンス、故障時の対応に支障が出るとみられている。また、消費電力が少なく、寿命の長いLED照明が、技術開発により、光量・配光性能などが改良され、灯体の使用台数も削減できることなどから、ナトリウム灯と置き換えることで、省電力とメンテナンス性向上が見込め、道路照明のLED化は推し進められている。

会員登録
一覧に戻る