一般記事

総合体育館を移転へ 総合公園基本計画見直し 一般競争7月9日に開札

2021.6.24 大和高田市

大和高田市は、大和高田市総合公園(大字西坊城414番地)の未整備区域等の整備を実施するに当たり、緑の基本計画等の上位計画を踏まえ、令和3年度に総合体育館移転計画を主とした総合公園の基本計画の見直しを行うことにしている。
条件付一般競争入札「大和高田市総合公園基本計画見直し業務委託」を7月9日に開札して業務を委託する。委託期間4年2月28日。設計金額797万円、最低制限比較価格557万円。
昨年度には「大和高田市立総合体育館建替検討業務委託」を建設技術研究所奈良事務所に委託して実施している。昭和56年(1982年)に開設された市立総合体育館(幸町11番14号)は、旧耐震基準により設計されたものであり、耐震性が不足している。開設後40年近くが経過し、施設の老朽化が進行していることから、現状への対応が求められている。業務では、この現状への対応として建替または耐震改修を行うことを想定し、それぞれの整備について比較検討を行い総合的な評価のもと、最適案を選定する。なお、建替(新築)については現位置と総合公園(大字曽大根)内の2候補地について検討する。規模・構造は、現位置での建替と耐震改修ではS造2階建延べ面積約5500平方㍍、総合公園内での建替では体育館+武道館としてS造2階建延べ面積約7000平方㍍(現体育館及び武道館は撤去する)としていた。
 今回の業務は、昨年度に検討した総合体育館移転計画を主とした総合公園の基本計画の見直すもの。計画面積10㌶のうち約3・5㌶が業務の対象となる。成果品は①成果報告書(A4版)1部(基本計画図、鳥瞰図、基本計画説明書、その他必要な資料)②以上の電子データ(CD―RまたはDVD―R) 2部。業務内容は次の通り。
▽現況把握=既存資料や計画方針の設定に必要なデータの収集と主要な条件に対する確認のため、計画区域及びその周辺地域の上位計画や自然的・社会的・人文的条件について現況を把握する。
▽敷地分析=現況把握により得られたデータを敷地の改変の難易とレクリエーション利用及び保存・保全等の観点から公園計画において考慮すべき項目から分析し、敷地の持つ固有の特性を明らかにして計画区域の特性をまとめ、それらに起因する問題点等を把握する。
▽計画内容の検討及び方針設定=計画内容の検討と計画方針の設定及びゾーニングと施設の配置計画を行う。なお、未整備区域内に総合体育館を配置するものとする。また、「大和高田市立総合体育館建替検討業務」において作成した総合体育館の規模等の見直しも行う①計画内容の検討は公園の持っている位置付けと事業費の規模及び整備スケジュールと利用者を想定し、照合しつつ計画内容設定の与条件として整理する②計画方針の設定は現況把握と敷地分析及び与条件整理に基づき計画を策定するうえで留意すべき事項等(公園の目的・意義・公園の性格・担うべき機能及び敷地分析により抽出された問題点の解決方針と施設導入の基本的な考え方や利用者層・利用圏等の設定による需要予測、管理運営の基本的な考え方等)を基本方針としてまとめる③ゾーニングは計画方針・敷地条件・地域の特性等を考慮して計画地内の土地利用の概要を定め、導入すべき機能をゾーンとして配置し、その規模・形状・ゾーン間の関連付け等を定める④施設の配置計画はゾーニングに基づき、各々のゾーンが持つべき機能を有する施設を選定して概略の規模と位置を設定する。
▽基本計画図の作成=計画区域において設定した機能及び施設の配置等を平面図としてまとめる。
▽概算工事費の算出=基本計画図に基づいて整備に必要な概算の工事費を算出する。
▽基本計画説明書の作成=基本計画の内容及び内容設定に至るまでの検討過程についてまとめる。
▽鳥瞰図の作成=基本計画図に基づき、全体及び主要な部分について立体図として仕上げる。

会員登録
一覧に戻る