一般記事

吉野土木 大台河合線道路改良

2023.7.4 県吉野土木事務所

御陵橋の北側を予定
護岸を兼ねた道路の擁壁を整備

 奈良県吉野土木事務所は、「一般県道大台河合線道路改良」を予定しており、発注の準備を進めている。
 県道大台河合線は、上北山村小橡地内を小橡川に沿って走り、河合に至る一般県道で、小処温泉と上北山村中心部を結ぶ小橡地区集落への唯一のアクセス道路となっている。
 整備が予定されているのは、上北山村小橡の瀧川寺前に架かる「御陵橋」の北側。整備概要は工事延長50㍍、大型ブロック積み擁壁工150平方㍍。道路の擁壁と河川の護岸を兼ねた工事となっている。発注は、第2四半期を予定しており、工期は約6ヵ月を見込んでいる。
 同事務所は、同整備に引き続き、令和6年度に当該箇所の舗装工事を行い、同工区の供用を目指している。
 同路線は、国道169号と併走しており、吉野山地南東部の南北をつなぐ数少ない路線の一つで、平成19年に、同村西原で発生した大規模な土砂崩れにより、国道169号が通行止めになった際、迂回路として利用されるなど、災害時に重要な役割を担う路線となっているが、幅員狭小、線形不良の箇所が見られ、緊急車両の通行などに支障をきたしている。
 同事務所は、同路線の1.5車線的道路整備をすることで、線形不良、幅員狭小区間の解消し、緊急時における迅速な避難・救助活動を確保するとともに、地域の利便性向上を目指している。

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