一般記事

関係者とのコミュニケーションを

2023.5.1 近畿地方整備局

 『砂防の専門家』としてキャリアを歩んできた。総合政策局では防災減災5ヵ年加速化対策の策定に携わり、高知県では土砂災害特別警戒区域内で住宅の安全対策のため必要となる費用の一部を助成する支援制度を創設した。やりがいのある仕事であり「さまざまな立場の多くの人々の期待に応えることができたのは大きな喜び」だった。土砂災害対策・社会基盤整備の専門家として「我々が達成感を得るだけでなく、地域のあらゆる関係者とのコミュニケーションを大事に、仕事をしていきたい」と語る。
平成23年の紀伊半島大水害で甚大な被害を受けたエリアを中心に、5ヵ年加速化対策の方針に基づき着実に事業を進める。「国や県の治山事業者と互いの事業を理解し、より一層効果を高める連携で流木対策等の事業効果向上」をめざし、林野との連携も見据える。
職員には「楽しく仕事をしてほしい。施策や事業の成果を受け取る地域の方々を意識し、いろんな役割を持った職員がチームワークをとれるよう風通しのよい職場にする」と力強い。
 体と心の健康のため家トレをしている。若い頃より重いものを持てるようになり「成長途上」だと実感し、「人間死ぬまで勉強と思って日々研鑽したい」と笑う。つくば市に奥様と中2の長男・小3の長女を残して橿原市での単身赴任。週末にweb読書会をしている。寺社めぐりも好きで「高野山や熊野古道など近畿ならではの歴史探訪」を楽しみにしている。昭和58年2月14日静岡県生れの40歳。
【略歴】平成17年静岡大学農学部森林資源科学科卒業して国土交通省入省(徳島河川国道事務所)、19年京都府土木建築部治水総括室砂防室、21年国土交通省河川局砂防部砂防計画課計画係長、23年東北地方整備局岩手河川国道事務所調査第一課長、25年政策研究大学院大学水管理国土保全局砂防部砂防計画課付(併)人事院事務総局人材局研修調整課付行政官国内研修員、26年政策研究大学院大学防災・復興・危機管理プログラム修了、独立行政法人土木研究所土砂管理研究グループ火山・土石流チーム主任研究員、31年国土交通省総合政策局公共事業企画調整課調整官、令和3年高知県土木部防災砂防課長、5年現職。

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