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まちプロ推進課 実証実験候補地を選定 デジタル活用交通サービス 五條と三郷と明日香に協議会 実施計画の作成は長大で進む

2022.11.25 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部まちづくりプロジェクト推進課は、令和4年2月に自動運転・MaaS等デジタル技術を活用した交通サービスについて、市町村への提案募集を実施し、6月に提案内容や地域特性等を考慮して複数の提案の中から実証実験候補地 (五條市、宇陀市、三郷町、田原本町、明日香村)を選定した。
今回、五條市と三郷町と明日香村の3市町村において地域特性を踏まえたデジタル技術を活用した交通サービスの導入を目的とした協議会を設置し、それぞれの市町村が希望する実証実験内容等について、有識者と公共交通事業者及び地元関係者等と協議する。
同課では現在、公募型プロポーザルにより「令和4年度自動運転等デジタル技術を活用した交通サービス検討業務委託第101―委―1号」を長大奈良事務所(三郷町立野南2丁目10番17号)に委託して進めている。
業務は県内5地域を対象に①先進事例調査②実証実験内容の整理③現地調査④実証実験候補地における実証実験の実施計画の作成⑤地域協議会の運営―を行うもの。委託期間5年3月24日。担当は交通まちづくり推進係(電話0742―27―8031)。
自動運転やAIオンデマンド交通及びMaaSの新たな公共交通の利用促進策等の導入を想定し、技術面・運用面での具体的な課題や、公共交通の維持・確保に向けた検討材料を抽出するため、次世代のデジタル技術を活用した交通サービスを検討し、実証実験に向けた実施計画の作成を行うことを目的とする。
県内の実証実験候補地4地域について将来的な実装可能性調査を行ったうえで、特にポテンシャルが高いと思われる地域について実証実験に向けた実施計画を作成する。そのほか当該自治体において既にデジタル技術を活用した交通サービスの導入を検討している1地域は、県が実証に向けた技術的な助言等を行うことを補助する。
実施計画作成に向け、国内で自動運転を実装している地域や公共交通サービスに自動運転等の技術を導入している地域を中心に事例収集を行い、実証実験に係る国庫補助金の活用に関する調査も行う。
県内5地域は①観光地での自動運転②オールドニュータウンでの自動運転③山間地での自動運転④公共交通空白地帯での先端技術を活用した交通サービス―の4つの観点からそれぞれ県が選定した4地域及び既に検討中の1地域―としていた。

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