一般記事

奈良国道 日本工営で業務進む 大和北道路平城宮跡地下水調査 地下水流動保全対策の検討も

2022.12.16 近畿地方整備局

 近畿地方整備局奈良国道事務所は、「大和北道路平城宮跡周辺他地下水調査業務」の簡易公募型プロポーザルについて、日本工営(大阪市北区西天満)と2968万9000円込(予定価格と同額)で契約を締結して委託し、業務を進めている。
 業務は、京奈和自動車道大和北道路周辺において過年度から実施している地下水位変動や土壌水分量等の観測を継続し、過年度より蓄積されている地下水位データを用いて地下水流動の形態や特性を分析するとともに、「大和北道路地下水モニタリングシステムとリスクの低減計画」の精度向上検討を行うことを目的とする。また、詳細設計業務の基礎資料として3次元浸透流解析を用いて道路構造物建設による周辺地下水への影響及び対策時の効果を予測・評価し、地下水流動保全対策の検討を行うもの。
業務場所は奈良市歌姫町~八条3丁目。主な業務内容は①地下水位等観測データ収集・整理1式②解析等調査1式③「大和北道路地下水モニタリングシステムとリスク低減計画」の精度向上検討1式④地下水流動保全対策の検討1式⑤関係機関協議資料作成1式。委託期間5年10月31日。
技術提案書の提出希望者を公募したところ、申請期間内に32者から入札説明書等のダウンロードがなされ、2者から参加表明書の提出があり、参加資格を有するその2者を技術提案書の提出者として選定し、そのうち1者である日本工営から提出された参加表明書と技術提案書を評価した結果、適切な提案と認められたため契約の相手方とするもの。

会員登録
一覧に戻る