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県道路建設課 「県道路整備基本計画」支援 6年度に計画を改定へ 中央復建に委託して業務進む

2023.9.5 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路建設課は、「奈良県道路整備基本計画改定支援業務委託」の公募型プロポーザルについて、中央復建コンサルタンツ奈良営業所(奈良市大宮町5丁目3―14不動ビル)と1523万5000円込(業務量の目安は1524万6000円込が限度)で契約を締結して委託し、業務を進めている。
公募型プロポーザルには4者が参加、提出された参加表明書及び技術提案書(ヒアリング実施内容を含む)について評価基準(合計100点)に基づき審査し、評価点59・89点の最高得点者として中央復建コンサルタンツを受託業者に特定したもの。
これは、平成26年7月に策定し令和元年10月に改定した県道路整備基本計画を来年度にかけて見直すもの。そのための第7回県道路整備委員会を9月4日に開催している。業務場所は県内一円。業務概要は奈良県道路整備基本計画改定支援業務1式。委託期間6年12月27日。担当は道路政策係(電話0742―27―7495)。
 県では、「奈良県道路整備に関する条例」(平成25年4月施行)に基づき、奈良県道路整備基本計画策定した。計画は今後5ヵ年の道路の方向性を示す計画として策定したもので、道路の整備に関する情勢の変化等を勘案して計画の見直しを行うことにしており、令和元年10月に一度改定している。
 この業務は、道路整備を取り巻く状況など基礎資料を収集するとともに、計画の策定から約10年間実施してきた道路施策を総合的に評価したうえで、道路整備基本計画の改定を支援することを目的としている。また、計画改定へ向けて県道路整備委員会等の運営補助を行う。
打ち合わせは業務着手時・中間5回・成果品納入時の7回行い、計画準備として業務の目的・主旨を把握したうえで業務計画書を作成する。成果品はCD―Rに納めて2部提出する。業務内容は次の通り。
 ▽資料収集・整理=道路整備基本計画の改定作業や道路整備委員会に用いる基礎資料とするため①県の概況②県における道路整備の状況③社会情勢の変化④これまで実施してきた各道路施策の概要及び実績⑤国・都道府県・県内市町村等の道路行政に関する最近の動向と今後の見通し等―に関する資料収集を行う。また、改定案作成に向けて改定案を裏付ける資料や関連する事例の整理・とりまとめを行う。
 ▽道路施策の評価=計画の策定から約10年間実施してきた道路施策について総合的に評価を行う。
 ▽道路整備基本計画の改定案作成=道路施策の評価等に基づいて①整備委員会等での審議時②パブリックコメント開始時③パブリックコメント実施後―の段階で道路整備基本計画の改定案作成を行う。
 ▽冊子・パンフレット作成=道路整備基本計画書(A4サイズ、白黒35ページ程度、カラー5ページ程度)及びパンフレット(観音開き、A4サイズ、カラー8ページ)をデザイン・作成するとともに各500部印刷・製本する。パンフレットは収集整理した資料を活用し、県民が理解しやすい内容・表現にする。
 ▽報告書とりまとめ=各検討項目に関する検討経緯・検討結果等について報告書にとりまとめる。
 ▽道路整備委員会の開催=県では、道路整備基本計画の改定に向け、道路整備委員会を開催して各委員から意見聴取することとしている。道路整備委員会の開催は業務期間内に5回を予定しており、委員会事務局の補助として①委員会資料の作成②議事録の作成③意見集約・とりまとめ④会場設営―などを行う。
(吹上)

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