一般記事

奈良土木 遅瀬西波多線橋梁補修工事

2023.7.13 県奈良土木事務所

山添村西波多「大門橋」を整備
支承部にⅢ判定

 奈良県奈良土木事務所は、「遅瀬西波多線橋梁補修工事」を予定しており、現在、発注準備を進めている。
 整備を予定しているのは、山添村西波多の「大門橋」。山添村公民館下津分館より約100㍍南に進んだ遅瀬川に架かる橋長13㍍、幅員5.9㍍の橋梁で、昭和38年に建設され、現在架橋後60年が経過している。
 令和4年度の検査で、支承部に腐食が見られ、「構造物の機能に支障が生じる可能性があり、早期に措置を講ずべき状態」とされるⅢ判定を受けており、剥離などが見られ、Ⅱ判定を受けた床版などと共に補修が行われる予定。発注は第2四半期中を予定しており、工期は約7ヵ月を見込んでいる。
 県内には、平成22年の時点で1万526橋の道路橋があり、「大門橋」をはじめとしたこれらの橋梁の多くは、高度経済成長期に建設されており、建設後半世紀以上が経過したことで劣化・損傷の危険性が高まっていることから、県では、橋長15㍍以上の県管理橋梁の点検・調査を行い、「奈良県橋梁長寿命化修繕計画」をとりまとめて、道路橋の安全・安心な通行の確保や維持管理コストの削減を図っている。

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