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県道路マネジメント課 5ヵ年計画で80億円 ならの道リフレッシュプロジェクト 舗装の耐久性向上や防草対策など

2023.12.12 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路マネジメント課は、県の道路を計画的な維持管理を行うことで快適な道路空間を道路利用者に提供できるよう「ならの道リフレッシュプロジェクト」を令和6年度~10年度において総事業費約80億円で実施する。
 5ヵ年実施計画では▽路面損傷が著しい道路の計画的な舗装修繕により耐久性を向上▽区画線の損傷が著しい道路の計画的な区画線補修により視認性の向上▽従来の除草から計画的な防草対策を実施することにより不快感の軽減▽ドライブレコーダーやSNS(LINE)による通報サービスを用いることにより異常箇所の早期発見―を行う。
 大宮通りの道路美化においては短期間で歩道の舗装修繕や防草対策などを実施する。県庁東交差点~国道24号3㌔㍍は6年度~10年度、国道24号~二条大路南5丁目1㌔㍍は11年度~15年度を予定している。
 ▽舗装の耐久性向上=大型車交通量1000台・方向以上の県管理道路(約110㌔㍍)のうち損傷度Ⅱ・Ⅲの道路約80㌔㍍(損傷度Ⅱ約50㌔㍍、損傷度Ⅲ約30㌔㍍)を、損傷度に応じた適切な舗装修繕を実施(耐久性向上により快適な舗装が増えライフサイクルコストを低減)。5年間の総事業費約60億円(5年度約20億円)。
 ▽区画線の維持修繕=従来のパトロールや通報に加え、ドライブレコーダー画像を用いて損傷具合を確認し、管理区分A(大型車交通量1000台/日・方向以上)と管理区分B(大型車交通量100台/日・方向以上~1000台/日・方向未満)の区画線の補修が必要となる延長約200㌔㍍について舗装補修と併せて補修を実施。5年間の総事業費約3億円(5年度約1億円)。
 ▽草刈りのメリハリ化=主要道路で道路の防草対策(雑草が生えない対策)として①縁石と舗装の隙間を埋める②道路の外側や中央分離帯を防草シートや張コンクリートで覆う、道路の除草対策として草刈などを実施。5年間の総事業費約20億円。
 ▽道路維持管理のDX=①従来の電話通報に加えてSNS(LINE)による通報サービスを公開する②ドライブレコーダー(⼀般⾞両+公⽤⾞)の映像をAIによる画像診断を行い、異常箇所を機械的に検出する。

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