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県畜産課 計画のアイデアを募集 みつえ高原牧場畜産団地整備事業 4月25日に現地見学会

2023.4.13 県食と農の振興部

 奈良県食と農の振興部畜産課は、事業の実施主体となる意向を有する者を対象に「みつえ高原牧場畜産団地整備事業」に係るアイデアを募集している。整備計画の具体化に資するためのもので、提案された内容を元に、事業者公募の要求水準を決定する。参加が事業参入に当たって優位性を持つものではない。
 参加申込を5月19日まで、提案書を6月 2日まで受け付けて6月12日~14日にヒアリングを実施する。4月25日に開催する現地見学会・説明会への参加申込を4月18日まで受け付ける。問い合わせ先は総務・施設整備係(電話0742―27―7448)。
 提案者の備えるべき要件は①畜産振興に係るみつえ高原牧場の利活用(畜産団地への参入)による事業の実施主体となる意向を有する畜産農家または畜産業を経営する法人②地域活性化に係るみつえ高原牧場の利活用(その他御杖村内の観光資源を用いた振興策等も含む)による事業の実施主体となる意向を有する者(上記①との重複を妨げない)―など。  所在地は御杖村菅野1775―5、1788―296外の一部。都市計画区域外で土地面積は県畜産技術センター研究開発第二課敷地52万4559平方㍍、それ以外の用地34万3549平方㍍。
現在、公設の試験研究機関の県畜産技術センター研究開発第二課と民営による預託牛の育成牧場が設置運営されている「みつえ高原牧場」を活用し、畜産団地(3団地)の整備による畜産振興と観光振興等による地域(御杖村)の活性化を図るもの。県負担で畜産団地の造成工事を実施し、畜舎と堆肥舎及び関連施設の設計と施工並びに開発許可申請等は事業者負担で実施する。
対象範囲(A団地、B団地並びにC団地)と飼養計画は別図参照。C団地では増頭を伴わない肉用牛肥育への変更は可とする。事業参入に係る費用は、県が造成工事を行った後は原則としてすべて事業者の負担とする。県有地であることから県と事業者間で賃貸借契約を締結する。提案項目は次の通り。
▽畜産振興に係る畜産団地の整備=①参入を希望する団地及び飼養頭数②飼養頭数とそれに基づく必要水量及び根拠資料③家畜糞尿処理計画及び雑排水の処理計画④下流河川の水質維持に関する考え方⑤臭気の低減など周辺環境への配慮⑥農場運営計画(中長期)⑦収支計画⑧雇用に関する考え方(御杖村での雇用促進の有無)⑨農場運営に当たり県・御杖村及び周辺住民との意見交換の手法。
▽観光振興等の地域活性化=①実施主体と管理方法②畜産団地を活用した地域活性化の事業内容③運営計画(中長期)④収支計画⑤雇用に関する考え方(御杖村での雇用促進の有無)⑥県または御杖村に期待する支援。

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