奈良県は、６月豪雨・台風７号災害関連を主とする５７億９３９９万円の９月補正予算案を公表した。また、近鉄大福駅周辺地区拠点整備事業に係る契約など債務負担行為に１９億３２００万円を追加。主な建設関係の事業は次の通り。《▽事業名（金額・単位千円）＝①事業内容②担当》
　【災害への対応】
　▽公共土木施設災害復旧事業（１、３６３４、０００。別に６年度債務負担行為６３４、０００）＝①令和５年６月豪雨・台風７号により被災した公共土木施設の復旧②砂防・災害対策課。
　▽道路災害関連事業（５９４、２００。別に６年度債務負担行為１４７、０００）＝①５年６月豪雨・台風７号により被災した道路法面等の復旧（桜井吉野線外９路線）②道路マネジメント課。
　▽河川災害関連事業（１、４３１、５００。別に６年度債務負担行為１６８、０００）＝①５年６月豪雨・台風７号により被災した河川構造物の復旧及び堆積土砂の除去等（熊野川外１６河川）②河川整備課。
　▽農地及び農業用施設災害復旧事業（４９５、３００）＝①５年６月豪雨により被災した農地及び農業用施設の復旧に対して補助（２０市町村）②農村振興課。
　▽災害関連緊急治山事業（２１８、１００）＝①５年６月豪雨による荒廃山地のうち人家・公共施設等に被害を及ぼす箇所を緊急に復旧（大淀町土田・今木、下市町黒木）②森林資源生産課。
　▽道路災害防除事業（４５１、５００）＝①道路法面の防災対策工事を実施（国道１６８号の十津川村大字長殿）②道路マネジメント課。
　【県庁の働き方・職場環境の改革の推進】
　▽〈新規〉ＡＩ技術を活用した業務効率化検討事業（２０、０００）＝①ＡＩ技術等を活用した庁内業務の効率化手法等を検討②デジタル戦略課。
　【その他】
　▽〈新規〉文化会館運営手法検討事業（１１、２７３）＝①奈良県文化会館のリニューアルオープンに向けて民間資金を活用した運営手法を検討②文化振興課。
　【債務負担行為追加】
　▽近鉄大福駅周辺地区拠点整備事業に係る契約（６年度～７年度債務負担行為１、６１７、０００）＝①工期の確保のため②住まいまちづくり課。