一般記事

2月1日まで申請と資料受付 大和北道路八条地区橋梁工事で 橋梁下部と橋梁上部及び鋼製橋脚を施工

2022.1.12 近畿地方整備局

 近畿地方整備局は、橋梁下部工事と橋梁上部及び鋼製橋脚工事を同一工事で施工する大和北道路八条地区橋梁工事について、技術協力業務の公募型プロポーザルを実施する。2月1日まで申請書と資料を受け付け、技術評価点が最も高い者を優先交渉権者として選定し、工事価格等を交渉して本建設工事を委託する。
近畿地整は、「大和北道路八条地区橋梁工事」「大和北道路八条地区橋梁工事に係る技術協力業務」に技術提案・交渉方式の公募型プロポーザル(WTO)を適用して1月7日に公示した。申請書及び資料を2月1日まで受け付ける。説明書等は3月25日まで交付する。
優先交渉権者として選定された者と技術協力業務の委託契約を締結した後、発注者と優先交渉権者との間で工事価格等の交渉を実施し、4月15日に一般競争入札(標準型)を開札して交渉が成立した場合に本建設工事の契約を締結する。担当は総務部契約課契約第二係(電話06―6942―1141代表)。
この案件は、京奈和自動車道大和北道路の専用部岩井川橋梁が奈良市八条地先において国道24号の既設八条高架橋をアンダーパスする構造であり、工事に支障となる八条高架橋の既設橋脚の撤去・再構築が必要となる工事。このような状況下では仕様の前提となる条件に不確定な部分があり、設計段階において施工者の技術・経験を取り入れた設計が必要なため、技術協力・施工タイプを適用し、技術提案を求めるもの。技術評価項目は①技術協力業務に関する提案20点②主たる事業課題に関する提案40点③不測の事態の想定・対応力20点。
契約後VE方式試行。建設キャリアアップシステム義務化モデル工事試行対象。Ⅰ―Constructionに基づき新技術活用促進のため発注者が提示する新技術のうち原則1技術以上の新技術活用を図る。生産性向上チャレンジの試行対象。出来高部分払方式を採用。建設リサイクル法適用。週休2日化を促進する試行(発注者指定Ⅰ型)。
工事場所は奈良市八条~杏町。橋梁下部工事(基礎工及び既設下部工撤去を含む)と橋梁上部及び鋼製橋脚工事を同一工事で施工するもの。工事内容は次の通り。
【技術協力業務(大和北道路八条地区橋梁工事に係る技術協力業務1式)】設計計画1式、現地踏査1式、既設上部工構造の仮受け・補強工法の検討1式、本設同等の仮受け方法の検討1式、新設橋脚構造物に適した仮受け構造の検討1式、施工計画1式、協議資料作成技術支援1式。委託期間5年1月31日。予定価格3000万円込程度を想定。
【本建設工事(優先交渉権が与えられる工事)】工事延長180㍍、P7橋脚撤去、新設(橋脚撤去2基、橋梁下部1基)、専用部橋梁(橋梁下部工2基、橋梁上部工1式)、市道復旧、迂回路・仮橋撤去(市道復旧工1式、迂回路撤去工1式、仮橋撤去工1式)。使用する主要な資機材はコンクリート2372立方㍍、鋼材(鉄筋を含む)533㌧。予定工期8年10月31日。予定価格15億円込程度を想定。
参加資格は単体有資格業者、経常JVまたは異工種JV。▽単体有資格業者または経常JV=近畿地方整備局における3・4年度一般競争(指名競争)参加資格「一般土木工事」かつ「鋼橋上部工事」の認定を受けていること▽異工種JV=橋梁下部工事(近畿地方整備局における3・4年度一般競争〈指名競争〉参加資格「一般土木工事」の認定を受けていること)と橋梁上部及び鋼製橋脚工事(近畿地方整備局における3・4年度一般競争〈指名競争〉参加資格「鋼橋上部工事」の認定を受けていること)の施工を各々1社で分担する2社による組合せ―など。単体有資格業者、経常JVまたは異工種JVの橋梁下部工事の施工を担当する構成員にあっては近畿地方整備局における3・4年度一般競争(指名競争)参加資格「一般土木工事」に係る認定の際に客観的事項(共通事項)について算定した点数(経営事項評価点数)が1200点以上であること。
単体有資格業者、経常JVまたは異工種JVの構成員のそれぞれが技術協力業務の優先交渉権者選定通知の日までに近畿地方整備局における3・4年度土木関係建設コンサルタント業務に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていること。また、平成18年度以降に元請として完成して引渡しが完了した工事(発注機関は問わない)の施工実績を有すること。
▽単体有資格業者=(ア)道路橋(TL-20以上でモノレール及び新交通を含む)または鉄道橋(モノレール及び新交通は除く)の工事(イ)鈑桁橋を除く鋼橋・鋼製橋脚または鋼橋主塔の製作架設工事(ウ)基礎形式が場所打杭(深礎杭は除く)及び既製杭工事(エ)RC構造の橋台または橋脚の工事(歩道橋は除く)―すべての要件を満たす施工実績(ア及びイは同一工事、ウ及びエは同一工事でなくてもよい)。
▽経常JV=構成員のうちの1社が単体有資格業者の実績、その他構成員はそれぞれア及びイ(同一工事)の工事。
▽異工種JV=橋梁下部工事の施工を担当する構成員はウ及びエ(同一工事でなくてもよい)の工事、橋梁上部及び鋼製橋脚工事の施工を担当する構成員はア及びイ(同一工事)の工事。

会員登録
一覧に戻る