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県道路建設課 新規公表7ヵ所 供用予定の道路・街路事業 国道168号阪本工区が5年度に完成供用へ 大台河合線小橡工区(3工区)なども

2023.7.27 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路建設課は、平成26年7月に策定(令和元年10月改定)した『奈良県道路整備基本計画』の「供用目標の宣言」に基づき、供用の見通しが得られた道路・街路事業について公表した。骨格幹線道路ネットワークとして紀伊半島アンカールートを構成する国道168号阪本工区が5年度に完成供用する。また、大台河合線小橡工区(3工区)が6年度に、国道309号西原工区(16工区)が7年度に完成供用する。
 事業の透明性の向上や周辺まちづくりの促進などの早期効果発現を図るため、道路・街路事業のうち、完成に向けた事業実施環境が整い、今後、供用が見込まれる箇所(部分供用箇所を含む)を明らかにしたもの。今年度新たに公表したのは7ヵ所(過年度に公表済16ヵ所)。新規公表分は次の通り。
 【5年度供用予定】
 ▽国道168号阪本工区【骨格幹線道路ネットワーク】(五條市大塔町小代~阪本)=事業延長1400㍍幅員8・5㍍(2車線)の完成供用予定延長1400㍍。紀伊半島アンカールートとして規格の高い道路整備を進め、防災機能の向上及び幅員狭小区間を避けることによる安心・安全なルートの確保を図る。
 【6年度供用予定】
▽国道25号福住工区(天理市福住町)=事業延長1000㍍幅員9・75㍍(2車線で片側歩道)(改良)のうち部分供用予定(中央部)延長180㍍(東側を供用済540㍍、西側は未改良280㍍)。幅員が狭く自動車の対向が困難であり、福住小学校の通学路に指定されている箇所の現道の拡幅と歩道を設置することで円滑な交通の確保と通学児童の安全確保を図る。
 ▽国道25号小倉~針工区(奈良市小倉町~針町)=事業延長1500㍍幅員9・75㍍(2車線で片側歩道)(改良)のうち部分供用予定(東側)延長400㍍(西側は未改良1100㍍)。幅員が狭く自動車の対向が困難であり、都祁小学校の通学路に指定されている箇所の現道の拡幅と歩道を設置することで円滑な交通の確保と通学児童の安全確保を図る。
 ▽大台河合線小橡工区(3工区)(上北山村小橡)=事業延長260㍍幅員5㍍(1・5車線)(改良)のうち完成供用予定(南側)延長180㍍(供用済80㍍)。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって安全でスムーズな通行が確保され、小橡地区から上北山村役場へのアクセス向上を図る。
 ▽高野天川線中原工区(1工区)(五條市大塔町中原)=事業延長310㍍幅員6・5㍍(2車線)(改良)のうち部分供用予定(南側)延長150㍍(北側160㍍は未改良)。幅員が狭く見通しが悪い箇所を拡幅することによって安全でスムーズな通行が確保され、災害時における迅速な避難・救助活動の確保や役場へのアクセス向上を図る。
 【7年度供用予定】
 ▽国道369号大保道路【骨格幹線道路ネットワーク】(奈良市大保町)=事業延長1600㍍幅員9・75㍍(2車線で片側歩道)(改良)のうち部分供用予定(北端供用部に続く南)延長160㍍(北端部475㍍と南端部270㍍は供用済で、今回供用の南695㍍は未改良)。奈良市街地から奈良市柳生地区を経由して名阪国道に至る幹線道路で、現道を拡幅して歩道を設置することによって円滑な交通の確保と通学児童の安全確保を図る。
▽国道309号西原工区(16工区)(上北山村西原)=事業延長90㍍幅員5㍍(1・5車線)(改良)の完成供用予定延長90㍍。幅員が狭く見通しの悪い箇所の拡幅により上北山村から天川村に至る区間の上北山村西原地区において安全でスムーズな通行が確保され、世界遺産である大峯奥駈道へのアクセス向上を図る。

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