近畿地方整備局新都市社会技術融合創造研究会は、産・学・官の連携・協力による令和６年度新規プロジェクトを３月２２日まで募集している。募集する特定研究テーマは①「地下空間における道路管理の高度化・効率化に関する研究」②「再生骨材の利用に着目した中温化アスファルト混合物の性能評価に関する研究」―の２つ（自由研究の募集はない）。
　提出された応募書類については、応募の要件を満たしているか等について審査するとともに、応募書類の内容について事務局による書⾯審査（必要に応じてヒアリングを実施）、その後に委員会（６⽉頃開催予定）によるヒアリング審査を行い、プロジェクトを選定する。提出先は近畿技術事務所（電話０７２―８５６―１９４１）内の研究会事務局。研究の委託契約については単年度契約とし、委託研究の額は予算総額及びプロジェクト数を踏まえて１件当たり４００～５００万円程度を想定。
　選定した研究プロジェクトごとに研究を統括するプロジェクトリーダーを委員会で指名して産・学・官のプロジェクトチームを設置し、研究成果をとりまとめて委員会に報告する。研究成果は土木技術向上に資することを目的に広く一般に情報提供を行うため、研究成果発表会や近畿地方整備局ホームページ等で公表する。 　応募資格は①大学・高等専門学校等の研究機関②国または地方公共団体における研究機関③研究を目的に持つ独立行政法人、高速道路株式会社、日本下水道事業団④研究を目的に持つ特例社団・財団法人、公益社団・財団法人、一般社団・財団法人⑤民間研究機関（研究業務を行っている機関）⑥研究会が委託研究を実施することが適当であると認めた学会及び業界を代表する協会⑦公共事業を行う第三セクターのうち研究会が委託研究を実施することが適当であると認めた法人⑧その他特に研究会が委託研究を実施することが適当であると認めた法人または個人⑨前各号の用件を満たす複数の機関または研究者から成る共同研究体―のいずれかに該当する研究機関等で研究開発に従事する個人・組織。
　同研究会は、社会資本の整備及び維持・管理に関わる産・学・官の連携・協力による新しい技術の研究と普及等に関する事業を行い、それにより都市再⽣と地域連携による経済活力の回復に貢献し、国民生活の質の向上と安全で安⼼できる暮らしの確保及び環境の保全・創造に寄与することを目的としている。