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住まいまちづくり課 6年度に再発注へ 県営住宅桜井団地第2期新築工事

2024.1.25 県地域デザイン推進局

 奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局住まいまちづくり課は、建設業・契約管理課で1月16日開札の一般競争入札「県営住宅桜井団地第2期新築工事(建築工事)(近鉄大福駅周辺地区拠点整備事業(都づくり))第5―25号」が、入札参加者が辞退のため中止となったことから令和6年度に発注を持ち越すことにした。
9月補正予算案で近鉄大福駅周辺地区拠点整備事業に係る契約として6年度~7年度債務負担行為16億1700万円を追加したことから2月議会上程案件として公告したもの。今年度中の発注は見送り、6年度に改めて予算計上して再発注することになる見通し。第2期造成工事は堤野組の施工で進めている。
11月6日に公告時の参加資格は建設業者2者~4者で構成される特定JV▽建築工事業の特定建設業許可。建築1式の登録。A等級▽JVの代表者及び構成員の1者は建設業法に基づく「建築工事業」の許可を受けている本店が県内にあり県建設工事等競争入札参加資格の建築1式工事の等級がA等級の者であってかつ建築1式工事の総合評定値が900点以上であることまたは建設業法に基づく「建築工事業」の許可を受けている県内の営業所で県建設工事等競争入札参加資格を有する者であってかつ建築1式工事の総合評定値が900点以上であること―など▽前記以外のJV構成員は建設業法に基づく「建築工事業」の許可を受けている本店が県内にあり県建設工事等競争入札参加資格の建築1式工事の等級がA等級の者であることまたは建設業法に基づく「建築工事業」の許可を受けている県内の営業所で県建設工事等競争入札参加資格を有すること―などとしていた。
 工事場所は桜井市西之宮。工事概要は新築工事(住棟RC造3階建延べ面積2724・79平方㍍、集会所W造平屋建延べ面積195・41平方㍍)。設計は福本設計が担当。工期7年9月17日。予定価格11億7990万4000円込、調査基準価格10億8551万800円込。
 県は、桜井市西之宮の近鉄大福駅周辺地区においてまちづくり包括協定を踏まえ、市と協働して桜井県営住宅用地を活用したまちづくりを推進している。既存の桜井住宅は管理戸数280戸で入居は180戸。
計画では建替事業で計画地面積約2万7500平方㍍に現状とほぼ同じ約280戸を4期に分割して計画。居住者の他に他地域からの移転戸数約100戸を想定している。計画策定は環境設計研究所(東京都新宿区四谷)に委託して行った。第1期工事ではRC造3・4階建89戸延べ面積5098・88平方㍍を整備した。
第3期と第4期事業箇所については建設戸数も含めて見直し、基本計画を改定することにしている。公募型プロポーザル「奈良県営住宅ストックマネジメント計画等検討業務(県営住宅建替事業)(近鉄大福駅周辺地区拠点整備事業)(奈良県の住まい方改善検討事業) 第R5―02―委3号」により地域計画建築研究所(中塚一代表取締役社長。略称アルパック)大阪事務所(大阪市中央区今橋)と契約を締結して委託し、業務を進めている。
第4期は周辺県営住宅の集約住棟とする想定だったものの、従前住棟の入居希望が減少し、建設費用も高騰、第1期・第2期のデザインを踏襲しつつ、内部を中心とした仕様の適正化を図るため、業務では第3期と第4期の①計画戸数と住戸タイプの検討②住棟の建築構造及び内外装仕様の検討③住棟の家賃の検討④整備に係る事業手法の検討と、近鉄大福駅周辺地区拠点整備基本計画の改定を行う。
(吹上)

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