一般記事

新所長 「楽しい仕事へ健康管理が重要」

2023.5.23 県土マネジメント部

 4月に着任早々国道168号長殿で崩土があり全面通行止めになった。GWまでの片側交互通行をめざして奮闘した。「管内にはまだ廻れていない所もある」(5月16日時点)と言う。管轄エリアが県面積の約30%を占める広さで、事業費も大きく多忙を極めるが「まずは健康管理が重要。そのうえで楽しく仕事に取り組めるよう一緒に頑張っていこう」と職員には伝えた。
 国道168号で紀伊半島アンカールートの整備を進めている。「阪本工区は昨年12月にトンネルが貫通、早期供用をめざして本体工事や設備工事を進めていく。天辻工区についてもトンネル本体工事の着手へ向けて工事進入路を整備、五新鉄道の活用を検討中です」とした。
 中山間地域が大半で道路は日常生活に欠かすことのできない『いのちの道』となっている。「国道425号線や高野天川線、下市宗桧線、道路以外でも砂防事業や急傾斜地崩壊対策事業も実施していく」と語る。
 奈良土木の6年間で国道308号大宮道路の高架化事業に供用まで携わった。平面4車線を高架4車線+平面4車線にする壮大な事業で、平城遷都1300年祭に間に合わせるミッション。「職員・施設管理者・設計コンサル・施工業者が一丸となって取り組んだ。土木技術者として最も充実した時期だったと思える」と振り返る。奈良県コンベンションセンターを完成まで担当したのもよい経験。
春と秋はキャンプ、夏は海、冬はスノーボードを家族と楽しむアウトドア派。「やれるなら、とりあえずやってみる」がモットー。昭和43年8月24日兵庫県尼崎市生の54歳、小学校前に奈良市西の京へ移り、今は奥様と大学生の長男と中学生の長女と学園前在住。
 【略歴】平成3年神戸大学農学部農業工学科を卒業、建設コンサルタント勤務を経て6年県庁へ入庁し土木部技術管理課、9年高田土木事務所、12年土木部建築課、15年土木部河川課、19年奈良土木事務所、25年県土マネジメント部地域交通課、28年まちづくり推進局都市計画室補佐、30年まちづくり推進局大宮通り新ホテル・交流拠点事業室補佐、令和2年県土マネジメント部道路建設課主幹、4年幹線街路整備事務所長、5年現職。

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