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再整備推進室 中央卸売市場北側地区整備で 基本計画を策定へ 駐車場や進入路等として利用

2023.5.9 県食と農の振興部

奈良県食と農の振興部中央卸売市場再整備推進室は、総合評価落札方式一般競争入札「中央卸売市場再整備に係る北側地区整備基本計画等業務委託委第5―1号」を建設業・契約管理課で5月30日に開札して委託する。
 業務場所は大和郡山市筒井町。業務概要は与条件の整理・現地踏査、市場北側地区整備(基本計画策定)、市場北側地区暫定整備(基本計画策定・基本設計・実施設計)、開発協議資料作成・関係機関協議等、測量の実施。委託期間6年3月25日。予定価格4287万8000円込、調査基準価格3446万3000円込。
県では、中央卸売市場の再整備を予定しており、卸売機能(BtoB)の効率化・高機能化に加え、賑わい創出機能(BtoC)を整備し、華やかで賑わいのある複合拠点施設整備に向けた準備・検討を進めている。
 今回の業務では、 再整備後に市場北側地区(約4・3㌶)を駐車場や進入路等として利用を図るための、市場北側地区整備基本計画を策定するとともに、 市場敷地内工事中にストックヤードや仮設駐車場等として利用を図るための市場北側地区暫定整備基本計画の策定及び基本設計と実施設計を行う。担当は建設推進係(電話0743―56―7004)。
作業スケジュール案は▽6月=計画準備、与条件の整理、現地踏査▽7月~9月=市場北側地区整備基本計画、市場北側地区暫定整備基本計画策定、暫定整備費用概算算出▽10~6年2月=市場北側地区暫定整備基本設計、実施設計▽6年3月=報告書作成。業務内容は次の通り。
▽計画準備=業務計画書を作成する。
▽与条件の整理=現計画条件の把握と整理を行うとともに上位関連計画や各種関連資料の収集整理を行う。また、対象エリアと周辺の地形や土地利用との関係整理、 計画上の問題点や課題を整理する。
▽現地踏査=現地状況を把握するため現地踏査を実施し、 計画地(図)における地形・地質・地物・沿道・土地利用などの状況把握と確認を行い、問題点や課題の整理を行う。
▽市場北側地区整備基本計画の策定=①導入する機能・施設の検討②施設規模の検討③アクセス道路の検討④里道及び用排水施設の付替及び水門の移設検討⑤雨水貯留浸透施設の検討⑥開発行為許可申請等の支援⑦ゾーニング・施設配置案の作成⑧概算工事費の算出。
▽市場北側地区暫定整備基本計画の策定=市場北側地区を市場敷地内工事中のストックヤードや仮設駐車場等として利用を図るため①導入する機能・施設の検討②施設規模の検討③工事用道路と仮設駐車場内道路の検討④開発行為許可申請等の支援⑤ゾーニング・施設配置案の作成⑥概算工事費の算出。
▽市場北側地区暫定整備基本設計=暫定整備基本計画について設計条件との整合を図り、実施設計に向け、対象エリアの骨格となる施設配置と諸施設の形状及び基盤施設等について 意匠性・調和性・安全性・機能性・耐久性・施工性・市場性・経済性・維持管理性等の各観点から比較検討(3案程度)を行ったうえで、最も優れた案の基本設計を行う。
▽市場北側地区暫定整備実施設計=基本設計 をもとに、必要な詳細構造を経済的かつ合理的に検討・設計し、工事発注に必要な設計図書を作成する。業務の実施に当たっては有効な新技術の活用等と整備コストの縮減に関する検討と提案を行い、実現可能な内容について取りまとめる。
▽開発協議資料作成。
▽関係機関(警察、隣接道路管理者、 土地改良区、開発部局、河川部局、場内事業者)との協議資料作成。
▽関係機関打合せ協議。
▽照査。
▽報告書作成。

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