一般記事

吉野土木 黒滝川砂防事業

2023.5.25 県吉野土木事務所

崩壊現場付近の村道橋を復旧へ
第1四半期中に橋台の発注を予定

 奈良県吉野土木事務所は、「黒滝川砂防事業」を進めており、間もなく村道橋の復旧に向け橋台の発注を予定している。
 黒滝川は奈良県中部、吉野郡黒滝村を流れる紀の川水系、丹生川の支川。平成23年9月の台風12号に伴う記録的豪雨(紀伊半島大水害)により同村赤滝で2箇所の大規模(深層)崩壊が発生。それにより土石流が発生し崩壊土砂が黒滝川を閉塞した。
 「黒滝川砂防事業」は被害を復旧し砂防堰堤を築くなど、黒滝川の治水砂防及び下流域の保全を図るもの。現時点で、予定されていた3基の砂防堰堤は完成し、村道の復旧を行う段階となっている。
 同事務所は、現在未整備となっている、1号堰堤と2号堰堤の間の村道の整備を予定しており、今年度は橋梁の整備に取り掛かる。現在、残されている旧橋梁の横に、新たに橋梁を架橋する予定で、第1四半期中に橋台の発注を予定している。整備概要は橋梁下部工(A1)1基。工期は約11カ月を見込んでいる。

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