一般記事

(医)中川会 飛鳥病院の改築工事

2022.5.10 高取町民間

森下組の施工で進む
新病棟は10月完成
全体の竣工は6年5月の予定

 医療法人中川会(理事長・中川美惠子、高市郡高取町与楽)が進めている飛鳥病院改築工事は現在、鉄骨建方などを終えるなど、建設工事は順調に進んでいる。施工を森下組、設計監理は内藤建築事務所が担当。
 飛鳥病院は昭和59年、高市郡高取町与楽1160番地に開設、精神科、神経科、内科、放射線科の4科(388床)を持つ医療機関として地域に根ざしてきた。
 改築工事は北病棟を残し、現南館棟と西棟、グラウンドの敷地に新たに新病棟を建設する。
 南館病棟は、鉄骨造地上3階建て、建築面積2254.88平方㍍、延床面積6355.93平方㍍、病床数189床。外来管理棟は、鉄骨造地上2階建て(ペントハウス)、建築面積586.88平方㍍、延床面積1128.59平方㍍。
 昨年12月3日、地祭を執り行い、本体工事に着手した。
 病院機能を維持しながら工事を進める為、最初に旧グラウンドと西棟の敷地に新病棟を建設。完成後、現南本館の病床を新病棟に移し、事務所などの管理機能を残して現南本館を部分解体、外来管理棟の建設に着手し、令和5年12月末日完成めざす。グラウンド新設や外構工事を整備し、全体が竣工するのは令和6年5月の予定だ。
 工事は5月7日現在、鉄骨建方が完了し、コンクリート打設の準備を進めている。すでに打設の終わっている1階を除く3フロアの打設を、ほぼ1週間掛けて行う予定をしている。今年10月末の完成に向け順調に進んでいる。
 新病棟は将来「認知症治療病棟の設備基準」をクリアする予定で、救急患者の受入や合併症患者の受入をしている「一般病棟」、退院支援を目指す「療養病棟」に加えて「認知症治療病棟」を開設する計画を進めており、病床再編によって幅広いニーズに応えられるような受入体制の構築を目指している。

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