一般記事

日本塗装工業会 奈良県支部設立60周年記念式典

2023.2.24 団体

支部の伝統を継承しさらなる発展へ
ボランティア活動に高い評価

 日本塗装工業会奈良県支部(林秀典支部長)の設立60周年記念式典が、17日、ホテル日航奈良(奈良市三条本町)の飛天の間で開催された。国土交通省や県関係をはじめとする多数の来賓を迎え、約80人が参加して大きな節目を祝った。
 「日本塗装工業会」は、建設塗装工事業者らで構成される全国47都道府県に支部を持つ唯一の団体。
 建設塗装業に関わる技術と経営の進歩・改善を図り、それぞれの事業の健全なる発達と、建設文化の向上に寄与することを目的として発足した。
 奈良支部は昭和38年2月に設立し、今年で60周年。平成24年4月には一般社団法人となった。
 冒頭に国歌や会歌の斉唱、物故者への黙祷を捧げた。
 式典に入り林秀典支部長が「私も、支部設立と同じ38年生で、還暦と同時に支部長としてこの場に立てたことを光栄に思う。奈良県支部が60周年を迎えられたのは皆様のおかげ、これから70周年、80周年に向けて、発展していけるよう一層努力したい」と式辞を述べた。
 日本塗装工業会の加藤憲利会長は「奈良支部は、落書き消しボランティアなど多方面から高い評価を得ている、このような地道な努力に対して心より敬意を表する。奈良支部のすばらしい伝統を継承し、改革の精神の基、さらに発展させることを期待する」と挨拶した。
 続いて表彰状、感謝状の授与が行われ、奈良県より、同支部の長年にわたる美化活動に対して感謝状が贈られた、また、国土交通省不動産・建設経済局長表彰が森川塗建森川増美氏へ、日本塗装工業会会長表彰は、松田塗装工業松田清氏と林塗装工業林亮宏氏へ。優良事業者表彰は、橿原塗装田中正代氏と森川塗建森川氏へ。支部長感謝状は、大京塗料商会藤川保雄氏と米澤塗料米澤博之氏のそれぞれへ授与した。
 その後、国土交通省近畿地方整備局建政部建設産業調整官廣部正樹氏、仲川げん奈良市長をはじめとする来賓から祝辞が送られた。
 同支部の顧問を務める米田忠則県会議員は、60周年の祝意と関係各所への謝意を表し、「奈良支部の発展は皆様方の協力の賜、さらなる努力で、活躍いただけるよう心からお願い申し上げる」と挨拶。
 受賞者を代表して森川氏が「これからの塗装業を担ってゆく若者らを育てていきたいという思いで役を務めてきたことを評価していただき背筋が伸びる思い。これを励みにますます塗装業の発展に力を注いでいきたい」と謝辞を述べた。
 続いて、中川修一副支部長が「奈良県支部会員一同精一杯努めて参りますので、変わらぬご支援、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます」と式典を締め括り、最後に記念撮影で設立60周年を祝した。

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