一般記事

高田土木 王寺道路・香芝王寺道路整備

2022.6.3 県高田土木事務所

4車線化・無電柱化進む

 奈良県高田土木事務所は一般国道168号「王寺道路・香芝王寺道路」の整備を進めている。
 一般国道168号は、和歌山県新宮市を起点とし、大阪府枚方市に至る延長約180㌔㍍の主要幹線道路で、多くの幹線道路と接続し、東西交流軸となっている道路。そのうち王寺.香芝間の約4・7㌔㍍にあたる「王寺道路・香芝王寺道路」は、2車線の幅員狭小区間も多く、慢性的な渋滞や歩行者の安全確保などの問題も多く、整備が急がれている。
 同事務所は、歩道・植樹帯などを含め、道路幅員25㍍の道路を整備する計画で事業を推進しており、「王寺道路(王寺町畠田4丁目.本町1丁目・延長約1・5㌔㍍)」は平成13年度に、「香芝王寺道路(香芝市北今市.王寺町畠田・延長約3・2㌔㍍)」は平成18年度に事業化されている。また、国道168号は全線が第一次緊急輸送道路に指定されており、災害時に電柱の倒壊に伴う通行不能の危険性を排除し緊急車両の通行を確保するため、電線共同溝を整備し、無電柱化される。
 整備が進む「香芝王寺道路」の香芝市上中.高で電線共同溝工事(工事延長360㍍、電線共同溝工928㍍、排水構造物工270㍍)を上村組の施工で行われており5年2月末の完成を目指している。
 現在、「王寺道路」は、事業全体の約25%に当たる、1・2㌔㍍の区間を供用、6年度内に「香芝王寺道路」の一部も供用できる見通しだ。
 同事務所は、今年度「王寺道路」の未供用部、「香芝王寺道路」
に掛かる歩道橋を道路の拡幅に合わせ延長する工事の発注を予定しており、残りの用地確保も含め、積極的に整備を進めてゆく方針だ。

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