一般記事

吉野土木 一般国道169号白川橋他橋梁補修工事

2022.8.9 県吉野土木事務所

3橋同時の補修
岡田工務店の施工
老朽化対策進む

 奈良県吉野土木事務所は、「一般国道169号白川橋他橋梁補修工事」を進めている。
 同工事は、吉野土木事務所管内の一般国道169号、上北山村白川に架かる「白川橋」、下北山村前鬼の「前鬼橋」、上池原の「鳥渡谷橋」が5年に1度の法定点検で早期に措置が必要と判断されたことを受け、3橋同時に行うもの。
 3橋とも池原貯水池に架かる橋梁で、「白川橋」は、上北山村白川の白川又川が合流する部分に掛かる橋長152㍍のトラス橋で、老朽化などが懸念される橋梁として「県橋梁長寿命化修繕計画」で対象橋梁となっている。「前鬼橋」は前鬼川との合流部分に架かる橋長230㍍のアーチ橋(ランガー橋)。
2橋とも1963年に架設され、すでに60年近く経過している。「鳥渡谷橋」は、上池原の音枝バス停付近に架かる橋梁で、「前鬼橋」
とともに老朽化・耐震化対策が必要とされている。
 工事概要はそれぞれ、「白川橋」工事延長82㍍、吊材補修工60ヵ所。「前鬼橋」工事延長130㍍亀裂補修工21ヵ所、橋座打替工2ヵ所。「鳥渡谷橋」
工事延長2㍍現場溶接工1㍍。施工を岡田工務店が担当し、12月中旬の完成を目指している。
 なお、前鬼橋などの架設後半世紀以上経過する橋梁は、耐震性などに問題を抱えている場合も多いため、掛け替えも含め検討していかなければならず、県は国や関係自治体と調整を図りながら整備の計画を進めている。

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