一般記事

国スポ準備室 畝傍山周辺エリアスポーツ施設等 約10㌶対象に全体構想 施設整備を見据えた基本計画も

2022.11.1 県文化・教育・くらし創造部

 奈良県文化・教育・くらし創造部国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会準備室は、「畝傍山周辺エリアにおけるスポーツ施設等構想検討業務」を公募型プロポーザルにより委託する。
 業務は、2巡目の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会に向けた橿原運動公園の北部用地等におけるスポーツ施設整備を見据えた基本計画と、国スポ大会等を契機とした県における運動・スポーツの振興や健康増進及び地域活性化の拠点となる畝傍山周辺エリアにおけるスポーツ施設等の全体構想の策定を目的とする。担当の電話0742―27―8910。
 業務の対象地は橿原市橿原運動公園の北部用地約10㌶から県立橿原公苑までに至る一帯のエリアとする。なお、県立橿原公苑における整備計画は別途発注している「スポーツ拠点施設整備実施計画等策定業務」(三菱UFJリサーチ&コンサルティング大阪に委託)を活用して構想を検討する。橿原運動公園北部用地については、整備基本計画を作成する。委託期間5年3月24日。業務量の目安は1000万円込を限度とする。業務内容は次の通り。
 【全体事業計画】
 ▽業務計画=業務の具体的な検討方法や業務工程等を定めた業務計画を作成する。
 ▽全体事業化計画=整備計画等で検討した全体整備スケジュールのほか、年度ごとに必要となる事業費について整理する。
 ▽業務報告書=以上の内容と整備計画等の策定を業務報告書として取りまとめる。また、別途構想策定等の概要版も作成する。
 ▽照査=受注者は業務の実施に当たり照査を適切に行う。
【整備計画等の策定】
 〈畝傍山周辺エリアにおけるスポーツ施設等構想〉
別途発注の「スポーツ拠点施設整備実施計画等策定業務」における検討内容を踏まえ、整備計画を検討する橿原運動公園の北部用地約10㌶から県立橿原公苑までに至る畝傍山周辺エリアにおいて、文化や医科学等の分野とも連携しながらスポーツ施設等の全体構想を次の項目について検討・提案する。
 ▽対象エリアの全体の整備計画=エリアの基本的な考え方、エリアイメージ、ゾーニング、関連施設との連携の考え方、交通計画の検討と作成。
 ▽個別関連施設と連携可能性の検討=①エリア内連携施設の洗い出し(道路等インフラも含む)②各施設の今後の整備予定調査、連携の可能性検討。
 ▽2031国民スポーツ大会等、その後大規模イベントの開催、日常利用を見据えたエリアマネジメントの提案=①各施設の課題の洗い出し②各施設所有者へ提案内容を整理③効果的に整備を進めていくための手法、スケジュールも提案。
 ▽景観、環境に関する計画=周辺環境との調和、景観への配慮等を踏まえた景観形成方針(植栽計画等を含む)の提案。
 ▽全体構想図(イメージパース=3案程度作成する。
 〈橿原運動公園の北部用地を活用したスポーツ拠点施設整備基本計画〉
 ▽対象地の全体の整備計画=空間イメージ、ゾーニング、施設配置の考え方、施設配置構想図、動線計画、交通計画の検討と作成。
 ▽施設の配置、機能等=①対象地の施設の配置、機能構成の提案②各施設の諸室及び附帯施設ごとの機能、規模の提案並びに平面計画・断面計画・立面計画・構造計画の作成。
 ▽設備計画=各施設の諸室に必要な付帯設備の整理と検討。
 ▽インフラ整備計画=設備計画を具体化させるために必要な設備インフラの検討。
 ▽造成計画=①施設 配置計画に基づいた敷地造成計画や調整池の設定②関係官公署との協議、各種法手続きなど必要となる事項の整理。
 ▽景観形成計画(外観計画)=周辺環境との調和、景観への配慮等を踏まえた景観形成方針(植栽栽計画等を含む)の提案。
 ▽工事ローリング計画=既存施設の利用、工事ヤード、 進入路、関係法令等を考慮した効果的な工事計画を提案する。なお、施設整備に当たり既存インフラの付替工事等が伴う場合は当該期間を考慮する。
 ▽駐車場計画。
 ▽バリアフリー等計画。
 ▽全体構想図(イメージパース)=3案程度作成する。
 ▽概算事業費=イニシャルコスト算出、ランニングコスト検討。
 ▽整備スケジュール=各種行政手続き、設計(土木・建築)、工事(土木・建築)、大会開催までの事業スケジュールを作成する。

会員登録
一覧に戻る