一般記事

中和公園 TSP太陽と契約 馬見花菖蒲まつりなど運営等 菖蒲園管理は植丈造園

2021.4.20 県土マネジメント部

 奈良県中和公園事務所は、令和3年度「馬見花菖蒲まつり・馬見ひまわりウィーク」会場運営及び催事運営ならびに交通対策業務委託と「令和3年度馬見丘陵公園菖蒲園管理業務委託(彩り植栽事業(物件費))」の公募型プロポーザル2件の受託者を特定し、契約を締結した。担当は公園課整備・運営係(電話0745―56―3851)。
 【令和3年度「馬見花菖蒲まつり・馬見ひまわりウィーク」会場運営及び催事運営ならびに交通対策業務委託】
 2者から提出された技術提案書を審査、TSP太陽(能村祐己代表取締役社長)奈良営業所(奈良市南袋町2―1シティパレス21南袋町201号室)を特定し、913万円込(業務量目安の限度と同額)で契約した。
 実施場所は広陵町大野、河合町佐味田他(県営馬見丘陵公園)。馬見丘陵公園では現在、奈良県植栽計画「なら四季彩の庭づくり」に基づき、花修景等による彩りのある景観づくりに取り組んでいる。今回の業務では年間を通じた公園及び地域の活性化を図るため、同公園にある花菖蒲園及びヒマワリに代表される花修景等を活用したイベントとして、初夏に「馬見花菖蒲まつり」、夏季に「馬見ひまわりウィーク」を開催するに当たり、イベントの会場運営及び催事運営並びに交通対策の業務を安全で効果的かつ効率的に行うことを目的としている。
なお、「第8回馬見花菖蒲まつり」の開催期間は6月12日(土)~13日(日)の2日間、「第7回馬見ひまわりウィーク」の開催期間は7月31日(土)~8月8日(日)の9日間を予定している。委託期間9月30日。
馬見丘陵公園は、「歴史と自然に囲まれた憩いの空間づくり」を目的に、昭和59年より整備に着手し、平成24年6月に全面開園(56・2㌶)した。現在では、ナガレ山古墳を始めとする文化財や、桜やチューリップ・花菖蒲・ヒマワリ・ダリアなどの四季折々の花々を求めて、年間約100万人が訪れる公園となっている。
馬見丘陵公園では現在、奈良県植栽計画「なら四季彩の庭づくり」に基づき、花修景を活用した誘客に取り組んでいる。初夏の花菖蒲の開花シーズンに合わせて開催する「馬見花菖蒲まつり」では、馬見丘陵公園の菖蒲園及びその周辺を活用し、公園の賑わいを創出することを目的としている。また、公園の閑散期に当たる夏季においても馬見丘陵公園への集客(オフシーズン対策)を図るため、来園を動機づけるヒマワリにちなんだイベントを7月末から開催する。これらの総合的な取組みにより、県内はもとより県外からも誘客を図り、馬見丘陵公園の賑わいを創出することで『奈良県中和地域の観光振興・地域振興』に寄与することをめざしている。
今回の業務はこれら2つのイベントについて会場運営及び催事運営並びに交通対策の業務を安全で効果的かつ効率的に遂行することを目的とする。
【令和3年度馬見丘陵公園菖蒲園管理業務委託(彩り植栽事業(物件費))】
植丈造園(広陵町大字大野)から提出された技術提案書を特定、851万4000円込(業務量の目安は860万円込が限度)で契約した。
同公園の菖蒲園は、3000平方㍍の敷地に約100品種3万本が群生し、開花期には毎年多数の来園者が鑑賞に訪れる。また、平成25年からは6月上旬に花菖蒲を生かしたイベント「馬見花菖蒲まつり」を開催しており、期間中には特に多数の来園がある。
今回の業務は、これらのことを踏まえて菖蒲園の除草・施肥・病虫害防除・花殻摘み・株分け等を適時行い、鑑賞価値の高い良好な生育状態に維持管理することが目的。
業務場所は広陵町寺戸(県営馬見丘陵公園菖蒲園)。全体面積約3000平方㍍、植栽面積1000平方㍍(株分け対象面積340平方㍍)、丸鉢25鉢、花菖蒲は約100品種1万8000株。その他菖蒲園内の植栽は芝地・草地(654平方㍍)、低木(キンシバイ47平方㍍、クチナシ3平方㍍、シモツケ57平方㍍、アジサイ6平方㍍)、地被類(オロシマチク3平方㍍、オカメザサ6平方㍍、ヘメロカリス20平方㍍)、ノウゼンカズラ棚 等。委託期間4年3月18日。
花菖蒲の開花期を5月下旬~6月下旬、株分けを7月とし、翌年3月までの菖蒲園全体の年間管理計画を立て、業務実施計画書として提出する。

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