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県産業振興総合C アルパックを特定 スタートアップ支援施設等検討

2021.9.22 県産業・観光・雇用振興部

 奈良県産業振興総合センターは、公募型企画提案方式「令和3年度奈良県スタートアップ支援施設等整備検討業務委託」の候補者に地域計画建築研究所(略称・アルパック)を特定した。
 県産業・観光・雇用振興部奈良県産業振興総合センターは、「令和3年度奈良県スタートアップ支援施設等整備検討業務委託」の公募型企画提案方式で、2者から提出された企画提案書をプレゼンテーションにより審査し、地域計画建築研究所大阪事務所を500点満点中393点で候補者に特定した。
 県では、大和平野中央部で開学をめざす県立大学新学部の周辺に整備予定のスタートアップ支援及び産業振興の拠点施設を中心とした起業エコシステム等の検討を行い、スタートアップ支援施設等の整備基本構想の策定するもの。委託期間4年3月25日。納期は中間報告(調査の分析等)が10月頃、基本構想の検討案 が12月頃、基本構想の策定が4年3月。委託上限額548万9000円込。問合せ先は創業・経営支援部経営支援課「令和3年度奈良県スタートアップ支援施設等整備検討事業」係(電話0742―33―0817)。
 奈良県はベッドタウンであることから若者の人口流出が進んでおり、これを食い止めるためには若者の働く場が必要。大和平野中央部は交通アクセスが良く人が集まりやすい地域であり、そのポテンシャルを最大限に活用し、若者や女性の働く場の創出と県民の健康増進及び暮らしやすさの向上をめざす「大和平野中央プロジェクト」の実現に向けて取組みを進めている。
このプロジェクトの一つとして三宅町石見地区において県立大学新学部に加え、他の大学やさまざまな企業等が共同研究や交流ができる環境を整備して、スタートアップ(革新的なアイデア・技術等をもとに新しい形態のサービスやビジネスを展開して短期間で急成長を志向する企業)を地域で創出し、地域イノベーションの好循環を産み出し、新産業の創出や県内企業の技術の高度化や取引の拡大など、県内産業の活性化と成長及び地域の雇用の創出に結びつくような「スタートアップヴィレッジ」のまちづくりをめざしている。
このまちづくりを整備するに当たり、特に起業・創業や県内企業の支援に資する「産業振興」のため、三宅町石見地区に整備予定のスタートアップ支援及び産業振興の拠点施設に必要となる機能・規模・支援施策・その他必要な要件等を調査・分析・検討し、その整備基本構想を策定する。
▽施設規模等の検討=①県立大学工学部(仮称)②公設試験研究機関③民間企業や研究機関用地―を踏まえ、他のスタートアップ支援施設等を調査、三宅町石見地区に整備する拠点施設(1または複数を想定)を中心とした起業エコシステムや拠点施設の機能・規模・配置について検討。
▽基本構想の検討・とりまとめ=①起業エコシステムの検討②拠点施設の検討③拠点施設の構想図(イメージパース)の作成④施設整備スケジュールの検討⑤概算事業費(イニシャルコスト)の検討。

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