一般記事

大和高田市 ごみ中継施設建設工事

2022.5.17 大和高田市

新明和工業の設計施工
6年3月の完成を目指す

 大和高田市は、天理市内に計画されている新ゴミ処理施設への可燃ゴミ中継施設建設の整備を、5月中旬から大和高田クリーンセンター内の建設予定地で、既存設備の解体に着手した。
 同施設は、ゴミ処理の広域化に向けて、大和高田市・天理市・山添村・三郷町・安堵町・川西町・三宅町・広陵町・上牧町・河合町の10市町村で構成する山辺・県北西部広域環境衛生組合が、燃えるごみの処理を令和7年5月の稼動開始を目標に天理市岩屋町に整備する「新ごみ処理施設(焼却施設)」に一元化を図るため、大和高田市今里川合方23番地の大和高田クリーンセンター内に、市内からのゴミを中継する施設を整備するもの。処理方式:コンパクタ・コンテナ方式、処理規模:90t/5h、処理対象物可燃ごみ、破砕可燃ごみで、一端集められたゴミを圧縮し、大型輸送車に積み替えることによる輸送効率の向上を図り、燃料使用量削減及びCO2排出削減、また、「新ごみ処理施設」周辺での搬入車両の増加による交通環境の悪化の防止が見込まれている。
 設計施工を新明和工業が担当し、現在、建設予定地に位置する駐車場や倉庫など、既存設備の解体がおこなわれている。今年の秋に本体工事に着手する予定で、令和6年3月の完成、試運転を経て、令和7年度からの稼働を目指している。
 同市では、中継施設に続き、稼動後35年が経過し、老朽化が著しい既設の粗大ごみ処理施設や、ペットボトルの増加や分別収集の拡大(その他プラスチック製容器包装、古着)への対応が必要となっている既設の資源化施設に代わる「リサイクル施設」をクリーンセンター内の焼却施設の跡地に整備する予定で、令和10年度の稼働を目標に計画を推進している。

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