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県住まいまちづくり課 持続可能な住まいを 県住生活基本計画改定案 11月30日までパブコメ 計画期間は3~12年度

2021.11.12 県地域デザイン推進局

奈良県県土マネジメント部地域デザイン推進局住まいまちづくり課は、「奈良県住生活基本計画」改定案を公表し、パブリックコメントを実施している。11月30日まで郵送・FAX・メールフォームにより意見を募集する。
案は同課ホームページで公表する他、住まいまちづくり課(県庁分庁舎6階)・県政情報センター(県庁東棟1階)・県民お役立ち情報コーナー4ヵ所(県立図書情報館、奈良県産業会館、橿原総合庁舎、吉野町中央公民館)で閲覧できる。問い合わせ先は住まい企画係「奈良県住生活基本計画」担当(電話0742―27―7540)。
県では、住生活基本法に基づき、「住生活基本計画(全国計画)」を踏まえつつ、住宅・住環境政策の最上位計画として「奈良県住生活基本計画」(計画期間は平成28年度~令和7年度)を策定している。国の「住生活基本計画(全国計画)」が5年ごとの見直しを行ったことに伴い、奈良県住生活基本計画においても見直すもの。計画の改定に当たり、多く県民の意見を参考にするためパブリックコメントを行う。
計画期間は3年度~12年度の10年間。『持続可能な「住まいまちづくり」 魅力ある風土を活かした豊かな暮らしを育む「住まいの奈良」の実現』の基本理念に、次の4つの施策の方向を設定している。
【愛着のもてるまちでいきいきと暮らす―住み続けられるまちづくりの推進―】
▽住み続けられるまちづくりの推進=多様な暮らし・働き方に対応した「住まいまちづくり」、新規にポストコロナにも対応した新しい住まい方の実現と空き家の発生予防など。
▽地域の個性を活かしたまちづくりの推進=歴史的な街なみや古民家の保全・利活用など。
▽安全に暮らせるまちづくりの推進=宅地防災・土砂災害対策等の推進、適切な管理が行われていない空き家への対応など。
【質の高い住空間で安全・快適に住まう―良質な住まいの形成―】
▽住まいの安全性・快適性の確保=住宅ストックの耐震化の促進、バリアフリー化の推進など。
▽住まいの長寿命化の促進=長期優良住宅の供給の促進、マンションの適切な維持管理等の促進など。
▽環境に配慮した住まいの普及促進=低炭素型住宅の普及、木造住宅の普及促進など。
【誰もが安心して住まう―安定した暮らしを守る住まいの形成―】
▽住宅確保要配慮者が安心して暮らせる居住環境の整備=賃貸住宅における居住・生活支援の確保など。
▽安心して暮らせる公的賃貸住宅の供給=多様なニーズに応じた公営住宅の提供、新規に住民高齢化に対応した持続可能な運営制度の検討など。
▽災害等の発生に備えた体制づくり=被災者等への迅速な住まいの提供体制の整備など。
【ニーズに合った住まい・暮らし方を選ぶ ―「住まいまちづくり」を支える市場や産業の環境整備―】
▽住情報の提供の促進=住まいや暮らしに関する情報提供の充実、既存住宅の品質確保や情報提供の充実など。
▽地域の住宅産業の育成・活性化=県産材の活用の促進など。

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