一般記事

奈良国道 第1四半期に発注 自動運転路車協調システム検証

2024.3.14 国交省近畿地方整備局

 近畿地方整備局奈良国道事務所は、令和5年度の建設コンサルタント業務等の発注見通し「奈良国道管内自動運転路車協調システム調査検証業務」を追加、第1四半期に簡易公募型プロポーザルにより発注する予定。
 業務場所は奈良市大宮町3丁目5番11号の奈良国道事務所管内。業務概要は自動運転事業と連携した路車協調システムに関する実証実験等の実施。委託期間約9ヵ月。種別は土木コンサル。※6日時点での見通しであるため実際に発注する業務が掲載内容と異なる場合がある。
 令和3年1月18日に行われた国土交通省国土技術政策総合研究所の国総研講演会「路車協調ITSによる自動運転の実現に向けた取組み」では、協調ITSとは、自動車と道路管理者のそれぞれが保有する情報を相互連携・補完することで、双方にメリットをもたらすシステムのこと。具体的には、道路上のカメラやセンサー等による情報を遠隔操作等で道路管理者側が受信し、更にその情報を取得した車両が自動で制御する仕組みが検討されている。
 これまでは、高速道路での料金所や合流支援の情報提供システムの研究が行われている。車両が落下物や路面状態の他に、渋滞や交通事故等の情報を事前に取得できれば、安全でスムーズな交通の実現が期待できる。また、情報を共有し研究を進めることで、より快適な道路交通の実現につながる。

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