一般記事

県道路マネジメント課国が権限代行 国道169号下北山村災害復旧

2024.4.5 国交省近畿地方整備局下北山村

 奈良県県土マネジメント部道路マネジメント課は、一般国道169号下北山村上池原の崩土災害における復旧工事について、高度な技術を要することから、国の権限代行で災害復旧事業を実施する旨を3月27日に公表した。近畿地方整備局道路計画第一課によると、迅速に対応する必要があるため4月に調査の発注を見込んでいる。
 令和5年12月23日に発生した下北山村上池原の崩土では車両2台が巻き込まれ1名が死亡し、1名が重症を負った。国道169号前鬼~上池原区間が通行止めの事態となった。2月半ば頃には、県が仮桟橋を設置する工事を予算7億円で着手。完成予定の6月には一般車両が通行できる想定だったが、深層崩壊の危険性があるため緊急車両の通行に限定する。
 県が1月9日に実施した「第2回国道169号下北山村上池原地区防災対策委員会」での対策案①現道における復旧案②橋梁案③排土工案では、深層崩壊を誘発する恐れがある。今後、現地調査の後、有識者を交えて復旧にあたる予定。

会員登録
一覧に戻る