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年明け早々にも再公告 スポーツ公園プール施設建築 債務負担を3億円増額

2023.12.19 香芝市

 香芝市は、設計図書の見直しが必要なことから入札を中止した「香芝市スポーツ公園整備事業に係るプール施設建築工事」について、急激な資材価格と人件費の高騰に対応するため12月市議会で6年度~7年度の債務負担行為を16億2000万円から19億2000万円に3億円積み増す議案が可決されたことを受け、3月市議会上程物件として年明け早々にも再公告される見通し。
9月21日に12月市議会上程物件として事後審査型条件付一般競争入札を適用して公告、10月17日に開札する予定だった。現段階のスケジュールは6年度早期に本格着工して7年度内のオープンをめざしている。
9月公告時の参加資格は▽建設業法の規定による建設業の許可を受けている者で同市建設工事等競争入札参加資格を有する単体の建設業者▽建築工事業の許可▽建築1式工事の登録▽建築工事業の総合評定値が1500点以上▽県内に本店、支店または営業所を有する者▽過去15年以内に竣工した請負金額14億3201万1900円以上の官公庁の建築1式工事(改修を除く)の元請実績を有すること(但し、特定建設工事共同体の構成員としての実績は、出資比率が20%以上の場合に限る)―などとしていた。
工事場所は今泉・平野。工事概要は建築新営工事1式(屋内プール棟新築S造平屋建延べ床面積2772・98平方㍍、屋外トイレ棟RC造平屋建61・12平方㍍、自転車駐車場S造平屋建23・35平方㍍、その他〈外構工事等〉)。設計はパシフィックコンサルタンツが担当。工期7年9月30日。設計金額19億934万9200円込、最低制限価格は設定あり。
 5年度当初予算には香芝市スポーツ公園整備事業(プール整備)として8億5540万円を計上しており、スポーツ公園の事業用地の取得及び造成工事を進めるとともに、プール施設の建設工事を実施するとしている。プール施設建築工事費(監理費含む)19億5000万円、このうち5年度予算3億3000万円。今回の債務負担行為の積増しにより施設建築工事費は24億円に増額され、工期は7年12月に延ばされた。担当課は都市創造部土木課(電話0745―44―3317)。
施設は屋内温水プール25㍍×8レーンと小プール(水面積6㍍×10㍍)、屋外レジャープールの流水プール(水面積432平方㍍)とキッズプール(水面積91平方㍍と遊具付47平方㍍の計138平方㍍)。
 香芝市スポーツ公園は、基本計画を13年3月に策定し、15年3月に修正を行っている。計画地は平野・今泉。敷地面積23・7㌶を都市計画公園として計画決定している。27年度に北側の都市計画道路尼寺関屋線と畑分川線に囲まれた旧特定保留区域2・8㌶を追加し、南側の自然公園特別地域内の山林部分4・6㌶を除外した範囲21・9㌶とする計画に変更。施設整備計画は▽多目的競技場2㌶▽多目的広場1・6㌶▽テニスコート0・7㌶▽武道館0・7㌶▽プール1・1㌶▽軽スポーツ施設▽健康づくり施設。(吹上)

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