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県リニア推進・地域交通対策課 地図アプリ検索を検討 コミュニティバス運行情報 一般競争11月29日に開札

2022.10.28 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部リニア推進・地域交通対策課は、令和4年度に地域公共交通のコミュニティバス運行情報を地図アプリケーション等で経路検索できるよう、国が定める標準的なバス情報フォーマット(GTFS)によりデータ化し、そのデータを用いた今後の活用方法を検討する。担当は公共交通計画係(電話0742―27―8939)。
県建設業・契約管理課発注の総合評価落札方式一般競争入札「奈良県地域公共交通データ化業務委託(公共交通デジタル化推進事業)第2―委1号」を11月29日に開札して業務を委託する。県全域を対象にデータ入力、コミュニティバス運行情報のデータ化による今後の活用方法の検討、作業方法説明会を行う。委託期間5年3月24日。予定価格2480万5000円込、調査基準価格1991万円込。
県では、平成28年3月に公共交通に関する施策を総合的かつ計画的に推進することを目的に『奈良県公共交通基本計画』及び地域全体を見渡した総合的な公共交通ネットワークの形成を図ることを目的として『奈良県地域公共交通網形成計画』を策定した。
その後、策定後に生じた状況変化に対応するとともに、これまでの取組みの成果・課題を踏まえ、施策をさらに強化するため基本計画を令和3年度に改定した。その施策のうち「県内公共交通に係る情報プラットフォームの構築」において、MaaSの展開や利便性向上に繋がるデジタル技術を活用した取組みを推進するための基盤となる、運行に係る各種データの整備を促進することとしている。今回の業務内容は次の通り。
▽データ整理=各市町村から提出されたGTFS化を行うためのデータを県から受理し、データの整理・精査を行う。
▽データ入力=整理したデータを国土交通省の静的バス情報フォーマット(GTFS―JP)に基づいて「必須」及び「任意」とある情報のうち、必要な項目を所定のフォーマットでデータ入力を行う。
▽コミュニティバス運行情報のデータ化による今後の活用方法の検討=整理したGTFSデータの効果的で将来的な活用方法について、国等の動向を踏まえつつ、県内の代表的なモデル地区(3地区程度)を選定し、その地域特性に応じてコミュニティバス以外の交通モード(鉄道、路線バス、タクシー等)や観光及び医療施設等と連携した検討する。
▽作業方法説明会=GTFS化完了後に発生した修正や追加等は各市町村が行うことを想定していることから、各市町村の公共交通担当者向けの研修会を1回実施する。開催のための情報収集や研究資料(データ作成手順書等)作成・印刷と会場設営及び議事録作成を実施する。

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