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県道路建設課 第2四半期に入札へ 中町「道の駅」の新築工事

2022.5.13 県土マネジメント部

 奈良県土マネジメント部道路建設課が整備を担当する中町「道の駅」新築工事の建築工事とそれに係る電気設備工事と機械設備工事が第2四半期に一般競争入札で入札される見通し。令和4年度当初予算には中町「道の駅」整備事業として6億8985万円と債務負担行為21億円を計上、建築工事と造成工事等を行うとしており、5年度中の施設供用をめざす。
工事場所は奈良市中町。規模は北東棟S造平屋建410平方㍍、北西棟S造平屋建400平方㍍、南棟S造平屋建1130平方㍍、防災倉庫S造平屋建140平方㍍。工期約13ヵ月。新築工事基本・実施設計は桝谷設計が担当。造成工事は森髙・米杉JVの施工で進められている。
 国交省は、都道府県からの提案を踏まえて重点支援対象となる「防災道の駅」として全国で39駅を初めて選定し、奈良県の(仮称)中町「道の駅」も含まれていた。道の駅第3ステージの取組みの一環として都道府県の地域防災計画等で広域的な防災拠点に位置付けられている道の駅について「防災道の駅」として選定し、防災拠点としての役割を果たすためのハード・ソフト両面からの重点的な支援を行うもの。
中町「道の駅」の用地は約4万6000平方㍍で、道の駅として整備するエリアは約3万6000平方㍍、民間活用エリアは約1万平方㍍。すでに用地は平成22年に開催した平城遷都1300年祭のバスアンドライドに利用した時点でほぼ取得済。令和3年度から造成工事、4年度には建築工事を始め、5年度中の施設供用をめざしている。
整備する施設は、屋外施設としてバスターミナル(路線バス用とリムジンバス用の乗降バース)、駐車場(道路利用者休憩用の身障者用を含む小型・大型・二輪車、施設来訪者用の身障者用を含む小型、パーク&バスライド用の身障者用を含む小型)、オープンスペース(芝生広場)、洪水調整池を、屋内施設としてバス待合所、レンタサイクル置き場、サイクルステーション(メンテナンススペース、更衣室、ロッカー等)、情報発信・休憩スペース(インフォメーション、休憩所、救護室等)、農産物直売所、レストラン、カフェ・雑貨スペース、お土産販売コーナー、多目的交流スペース、備蓄倉庫、トイレを計画。
 計画地は、第二阪奈有料道路と主要地方道枚方大和郡山線の交通結節点に位置し、薬師寺や大和民俗公園等の観光資源からも近く、近年では計画地周辺での住宅環境整備が進むとともに大型商業施設が出店し、平成18年春には県の総合医療センターが開院している。また、県道枚方大和郡山線の4車線化事業により幹線道路ネットワークの強化が進められている。

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