一般記事

川西町 唐院工業団地周辺地区整備工事

2022.8.5 川西町

村組で進む
内水対策に重点
地域活性化、雇用創出に期待

川西町は「唐院工業団地周辺地区整備工事」を進めている。
同町は、大和盆地のほぼ中央で西名阪自動車道「大和まほろばインターチェンジ」や京奈和自動車道「三宅インターチェンジ」に近接する恵まれた交通アクセスを活かした産業団地整備を進めており、その一環として、既存の唐院工業団地西側、川西町大字唐院から保田にかけて、拡張エリアを造成し整備するもので、約14㌶を新たに造成する。工事概要は、工事面積14.4㌶、道路土工、掘削工1式7万7800立方㍍、路体盛土工21万5400立方㍍、調整池築造工1箇所、矢板護岸工992枚、放流施設工1式、プレキャスト笠コンクリート586㍍、擁壁工329㍍、汚水管渠工524㍍、汚水入孔16ヵ所、排水構造物、道路排水2007㍍、用水534㍍、舖裝工5416平方㍍、ポンプ設備工1式、上水道敷設工967㍍、構造物撤去工1式。
奥村組が施工を担当している。令和2年度に着工し、6月末での進捗率は84%となっている。
該当のエリアは、大和川に流れ込む支流が集まる地域で、内水被害の危険性が高く、自治体や関係機関により大がかりな治水対策が進められている地域でもある。同町は、工事を進めるに当たり治水対策に重点を置いており、内水にも対応した貯留量が総合で4万3500立方㍍になる大型の調整池も同時に整備するなど、立地を考慮し、設計の段階から慎重に対策を組み込んで事業を進めている。
拡張エリアの誘致は順調に進んでおり、現在、敷地の内92%は売買契約も終わっている。
同事業の整備により、地域経済や雇用創出に貢献が期待されている。

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