一般記事

新所長 「すべてのポジションに意味がある」

2023.5.19 県土マネジメント部

 若い時に上司に言われた「チームではすべてのポジションに意味がある」を胸に「わたしたちの仕事は奈良をよくすることにつながっている」として自分の役割に誇りを持ち「しんどい時にはチームワークの力を信じて声を出して」頑張っている。
所員にも一人では解決できなくても「連携を図ってさまざまな業務に取り組むこと、人と人のつながりの大切さを話した。風通しのよい職場をつくりたい」言う。
 町並川バイパス地下河川は「令和6年度の完成をめざして今年度に分水工を発注」し、国道369号香酔峠工区は今年2月に供用。事務所の主要事業である2事業が完成または終盤を迎えた。
 5年度は「道路事業では吉野室生寺針線B工区が供用して宇太三茶屋線視距改良も完了予定、河川事業では町並川を仕上げ、砂防でヒノ谷堰堤に着工予定で、掛工区の急傾斜工事を完了させる」としている。土砂災害警戒区域が管内に2500ヵ所以上あり「優先順位をつけて順次進捗していく」と力強い。
前職の道路保全課では、着任時に下北山村上池原での大規模な崩土による国道169号通行止めなどを経験した。砂防課時代には平成16年に大塔村宇井地区で地すべりによる道路災害が発生して国交省防災課に足繁く通って対応に当たった。奈良公園では基本戦略を策定。「上司や仲間に恵まれて乗り切ることができた」と振り返る。
趣味はソフトボール。県の職員で構成するチームで奈良市のリーグ戦に参戦している。「体力の衰えを感じていますが、体に鞭を打って頑張っている」そうだ。奥様と大学生の長男、高校生の長女と奈良市尼辻在住。昭和42年1月30日桜井市生まれの56歳。
 【略歴】平成3年近畿大学工学部土木工学科卒、県庁へ入庁し土木部計画課配属、7年奈良土木事務所、11年吉野土木事務所工務第3課、14年土木部砂防課、18年郡山土木事務所、22年まちづくり推進局公園緑地課奈良公園グループ調整員、23年組織改編により奈良公園室奈良公園整備係長、24年奈良公園整備第1係長、26年奈良公園事務所整備課長、29年幹線街路整備事務所建設課長、31年宇陀土木事務所主幹、令和2年県土マネジメント部道路保全課主幹、5年現職。

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