一般記事

新所長 「情報共有」の大切さを実感

2022.5.20 県土マネジメント部

 JACICで工事施工中の受発注者の情報共有による工事の効率化に携わり「大切さを実感した。それ以降、独り立ちした、人間形成ができたと思います」とにこやかに話す。
 管内の安心安全なまちづくりに向け「管理施設の適切な維持管理と計画的な社会基盤整備に取り組みたい」とし、「そのために施策の立案と推進、課題解決へ所員が一丸となってよりよい方向性を打ち出す、風通しのよい環境をつくる」と心強い。
 国道168号王寺道路は香芝ICまでの残区間供用へ向けて事業を推進、香芝王寺道路や天理王寺線等は「用地買収ができた所から整備を進め」、国道169号御所高取バイパスについては「中和土木と力を合わせて予備設計により構造を決定する」とした。中南和振興のための御所IC周辺産業集積地形成事業ではアクセス道路の橿原新庄線を整備する。
 河川は、『流す対策』では「未整備区間の改修の促進を図る」とし、『貯める対策』は大和川水系が特定都市河川に指定され「地元市町と連携して奈良県平成緊急内水対策事業として実施します」とする。事務所駐車場にも貯留施設が計画されており、大和高田市に技術支援する。
 紀伊半島大水害時には第1次支援チームで十津川の現状把握を行い、五條南・野迫川復旧復興課長として26年末に復興のメドをつけた。また、道路建設課時代には北部4事務所の幹線道路整備事業を担当し「今回高田土木に戻り感慨深い」と話す。
 昭和42年2月3日大和郡山市田中町生まれの55歳。母堂と奥様と同所在住。永くソフトボールをしていたが、昨年他界された尊父の後を受け農作業に勤しんでいる。
 【略歴】平成2年関西大学土木工学科を卒業して県庁へ入庁し道路建設課へ、4年吉野土木事務所、7年企画部学研都市推進室、10年五條土木事務所、13年道路維持課、16年吉野土木事務所、19年日本建設情報総合センター(JACIC)、21年技術管理課、22年高田土木事務所施設保全係長、23年10月道路建設課、26年五條土木事務所五條南・野迫川復旧復興課長、27年五條土木事務所工務第二課長、28年奈良土木事務所計画調整課長、30年公園緑地課主幹、令和2年技術管理課参事、4年4月現職。

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