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紀伊山系 2月10日まで参加受付 天然ダム氾濫予測等プロポ3件

2022.2.4 近畿地方整備局

 近畿地方整備局紀伊山系砂防事務所は、「紀伊山系天然ダム氾濫予測等危険度解析業務」「画像および振動による土砂移動自動検知手法調査業務」「ハイドロフォン等による流砂水文状況観測調査業務」の3件に簡易公募型プロポーザルを適用して2月1日に公示した。参加表明書を2月10日正午まで、技術提案書を3月4日正午まで受け付ける。説明書等は2月10日正午まで交付する。
 参加資格は単体企業、同一の組合または同一の設計共同体のいずれかで、近畿地方整備局(港湾空港関係を除く)における令和3・4年度土木関係建設コンサルタント業務に係る一般競争(指名競争)参加資格の認定を受けていること―など。申込先及び交付場所は奈良国道事務所内の近畿地方整備局総務部総務事務センター奈良・三重分室(電話0742―88―7830)。委託期間5年3月31日。
 【紀伊山系天然ダム氾濫予測等危険度解析業務】
 業務は、紀伊山地において平成23年の台風第12号により発生した天然ダムのうち、過年度より水文観測を実施している3地区の既存の観測機器の維持管理・観測データ整理を行い、水収支を把握し、水位予測計算プログラムを運用して降雨時の湛水池水位変動による天然ダムの崩壊危険度を判断するための基礎資料を作成することを目的とする。
 業務場所は五條市~十津川村。主な業務内容は①計画準備1式②観測機器の維持管理1式③観測データの整理及び解析1式④降雨状況通知システムの運用保守及び活用検討1式⑤報告書作成1式。
 【画像および振動による土砂移動自動検知手法調査業務】
 業務は、紀伊山系砂防事務所管内における土砂移動現象の監視・観測体制の効率化を図るため監視画像による土砂移動や雨量の把握方法を検討するとともに、大規模土砂移動検知システムの健全性を確保するための観測局の点検や検知システムの警戒避難への活用方法の検討を目的とする。
 業務場所は五條市~和歌山県那智勝浦町。主な業務内容は①計画準備1式②監視カメラ画像による土砂移動検知方法の精度確認及び機器の追加1式③監視カメラ画像による雨量計測方法の検討1式④土砂移動検知及び雨量計測のシステム化検討1式⑤大規模土砂移動検知システム観測局保守点検1式⑥高感度地震観測網の振動データによる河川流量の推定方法の検討1式⑦専門家への意見聴取1式⑧報告書作成1式。
 【ハイドロフォン等による流砂水文状況観測調査業務】
 業務は、紀伊山系砂防事務所管内において流砂水文観測と河床変動調査を実施し、紀伊山系の大規模土砂生産後の中長期的な土砂動態の把握や流況に関するモニタリング手法について検討し、砂防分野における今後の流域監視基準の検討に資する資料の作成を目的とする。
 業務場所は五條市~和歌山県新宮市。主な業務内容は①計画準備1式②資料収集・整理1式③流砂水文観測1式④紀伊山系の流域特性を踏まえた土砂動態の調査検討1式⑤総合検討1式⑥報告書作成1式。

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