一般記事

奈良土木 大和田地区斜面対策工事

2023.4.27 県奈良土木事務所

警戒区域の安全確保へ
延長112メートルを整備

 奈良県奈良土木事務所は、奈良市大和田町において、昨年度に引き続き「大和田地区斜面対策工事」を予定している。
 同工事は、「急傾斜地崩壊警戒区域・特別警戒区域」となっている同町安養寺付近の斜面に、崩落を防止する対策を行うもので、昨年度は、工事延長65㍍、吹付法枠工528平方㍍、鉄筋挿入工115本の内容で整備が行われた。
 今年度は、昨年度施工された箇所の西側、安養寺の北側に接する箇所及びその西側で、既設の法枠内にコンクリートの吹付を行い、未整備となっている既設部に挟まれた箇所(延長8㍍)に法枠を整備する。工事概要は、工事延長112㍍、法枠工65平方㍍、鉄筋挿入工13本。第2四半期に発注を予定している。
 大和田町は第2阪奈道路の南側、矢田丘陵の東の裾野に位置しており、富雄川に近い平地部分は水田などの農作地帯となっているが、住宅の多くは起伏の多い丘陵の麓に集まっている。そのため、崖が民家の背後まで迫っている箇所も多く、同事務所は斜面の崩壊などの危険を取り除くため、整備を進めている。なお、今回発注される工事で、大和田地区の斜面対策は完了する。

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