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旧下北山小学校を役場庁舎に利活用 工事費約6億円見込む

2023.4.6 下北山村

下北山村は、廃校となった旧下北山小学校の施設を改修して、役場庁舎として再利用する。今年度当初予算に旧小学校を改修する「村役場庁舎整備事業費」として6億460万円計上している。
現在の庁舎は昭和11年に建築され、今日までに数回の増築をしながら村の拠点として重要な役割を果たしてきた。しかし、築後85年が経過した庁舎は老朽化が進み、一般的な木造建築としては既に耐用年数を大きく超え、また、耐震性能にも課題があり、平成25年度に耐震診断及び耐震補強計画を実施した結果、所要の耐震性能を大きく下回り大地震時には倒壊する可能性は極めて高いとされた。
また、耐震補強工事は現実的に非常に困難で、柱や耐震壁を増設する必要があり、庁舎の空間は現状より更に狭くなり住民サービスや行政効率の低下を招くことから庁舎移転をすることとなった。
庁舎整備事業「旧下北山小学校改修」の設計は昨年、桝谷設計で実施設計が行われた。旧小学校の延床面積は1231平方㍍。
改修工事は令年度から進めるべく準備を進めており、近く建設工事を発注する模様。校舎本体の改修工事と併せて、グラウンドや裏庭等の外構工事及び周囲の村道改良工事も行う予定だ。(浅田)

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