一般記事

中和土木 中和幹線 桜井市東新堂~大福

2023.5.26 県中和土木事務所

老朽化した舗装版を再利用
西向き車線を整備

 奈良県中和土木事務所は「中和幹線舗装工事」の発注を予定している。
 整備を予定しているのは、中和幹線の桜井市東新堂.大福で、大仏供橋の東側から東新堂西交差点付近までの西向き路線。老朽化した現場の舗装版を再利用して強固な新設舗装とするもので、整備概要は、工事延長140㍍、路上路盤再生工、オーバーレイ工。昨年度に行った東向き路線に引き続いて行われる。発注予定は第2四半期で、工期は4カ月を見込んでいる。
 施工が予定されている区間は、中和東幹線のほぼ中間に位置しており、近年、郊外型の大型店舗などの商業施設の進出が顕著なエリアで、幹線としての大型車輌などの利用に加え、周辺住民の日常的な利用も少なくない。また、土橋町南交差点で交わる大和御所道路の整備も進んでおり、中和幹線の重要度は増してゆくものと思われる。同時に、路線整備の初期に敷設された箇所や、利用頻度の高い区間などでは、今回のようなメンテナンス、機能維持と言った保全のための整備が必要になっている。
 県は、予防保全への転換を図り、老朽化してゆくインフラの適切な維持管理を目指しており、昨年度から当該区間に導入されている「路上路盤再生工」は、既設の老朽化したアスファルト舗装を現位置で破砕、添加材料と既設路盤材料を混合し、締固めて安定処理した路盤をつくる工法で、全断面打換え工法と比較し、施工速度が速く、工期短縮が図れ、また、舗装発生材が少なく、コスト縮減が見込まれる。

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