一般記事

奈良市 都市計画道路六条奈良阪線

2022.5.20 奈良市

アンダーパス6月完成予定
村本・森髙特定JVで施工

 奈良市建設部道路建設課が推進している都市計画道路六条奈良阪線街路事業で、JR万葉まほろば線(桜井線)との交差部分で行われているアンダーパス工事が佳境を迎えている。
 六条奈良阪線は、昭和8年に当初計画が決定された都市計画道路で、八軒町東交差点から法蓮仲町交差点は「やすらぎの道」としても知られている。しかし、計画当初からの情勢の変化や、計画の変更などもあり、八軒町東より南は未整備区間も多い。
 同工事は六条奈良阪線の八軒町東交差点から南京終町の京終停車場薬師寺線と交差するまでの延長409㍍の区間で、古くからの市街地であることや、JRの線路をまたぐことなどから、整備に着手するまでに多くの時間を要していた。事業が動き出したのは、昭和49年に前段の事業認可が下りてからで、翌年から用地の確保などに取りかかった。平成20年に計画をオーバーパスからアンダーパスに変更し、平成22年に現在の事業認可、平成23年度に北側の八軒町東交差点から約100㍍、平成24年度に京終停車場薬師寺線との交差点からの約100㍍の工事が完了し、供用を開始している。平成25~29年度でJR西日本に委託して架道橋部の工事を行い、令和2年9月から現在の工事が村本・森髙特定JVで施工されている。架道橋より南側の工事は昨年の1月に完了し、現在、北側の工事が進んでいる。3月に本舗装が完了し、5月中に作業を終了させ、検査などを経て6月の完成を予定している。
 奈良市では、木津横田線に至る同路線の延長を計画しており、昨年の3月に、東西工区事業(延長766㍍、幅員16㍍)として事業認可を受け、準備を進めている。

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