一般記事

奈良土木 一級河川乾川函渠工事

2022.5.24 県奈良土木事務所

市道中部第14号線も同時に拡幅
奈良県緑化土木協同組合の施工で進む

 奈良県奈良土木事務所は、一級河川乾川函渠工事を推進している。
 乾川は西ノ京付近を流れ、薬師寺の東で秋篠川に合流する秋篠川の支流で、川幅が狭く度々浸水被害を起こすこともあった。流域には宅地化された地域が多く河川改修の用地の確保が難しい地域でもある。また、道幅が狭隘で通行に支障を来す箇所も多い地域でもある。
 同事務所では、乾川の河道断面の拡幅を行うと共に、奈良市からの要請を受けており、交通量が多く、バス路線ともなっている市道中部第14号線の拡幅のため、六条町内の中部第14号線と並行した箇所で、乾川を函渠とし、その上に市道を拡幅整備する工事を行っている。
 工事延長49・1㍍、函渠工46・5㍍。設計はサンコーコンサルタント、施工は奈良県緑化土木協同組合が担当。
 市街地での工事のため、騒音など住民の生活に影響の出るものを極力抑え、また、交通量の多い市道の拡幅も同時に行うため、通行する人や車両の安全確保に重点を置いて工事は進められている。
5月13日時点で、約1㍍幅のボックスカルバート46本中、16本の埋設を済ませ、工事全体の進捗率は約80%と順調に進んでおり、6月末の完成を目指している。
 同事務所では、引き続き工事を推進する方針で舗装工、区画線工などの発注準備を進めて

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