一般記事

県建設業協会 高校生合同出前講座

2022.11.29 団体

実践的な作業を体験

 一般社団法人奈良県
建設業協会(山上雄平会長)が主催する「高校生合同出前講座」が、県立高等技術専門学校(三宅町石見440)で11月25日に開催された。
 出前講座は、平成28年よりプロの技術や機材などに直接触れる機会を提供し、建設への興味を深め、将来の選択肢を広めてもらいたいと行われており、今年は県下3校の総勢54人の学生が参加し、職人たちの指導の元、実習を行った。
〈以上①面掲載〉

〈以下③面掲載〉
県下3校から54人が参加
プロの技術に直接触れる

 今年も奈良県建設業協会が主催する「高校生合同出前講座」が県立高等技術専門学校で開催された。
 奈良商工高等学校から32人、奈良南高等学校から13人、高等技術専門学校9人の学生たちが参加し、関西鉄筋工業協同組合、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構奈良支部、奈良職業能力開発促進センター(ポリテクセンター奈良)、公益社団法人奈良県測量設計業協会などから、現場での作業に従事している職人や技師たちが講師として指導を行い、授業では体験できない鉄筋コンクリート躯体の鉄筋組み立て、クロス貼り、測量などの実習を行った。
 実習が始まると、生徒たちは職人たちから作業の段取りやノウハウ、構造の解説を受け、最初はおぼつかない手つきで作業を始めたが、講師からコツなどの指導を受けながら実習を進めてゆき、徐々に作業の効率を上げ、それぞれ課題をこなしていった。鉄筋組み立てなどの実践的な作業や、プロとして現場で活躍する職人や技師たちの指導に直接触れることは、生徒たちにとって、大いに刺激になったようだった。
 過去には、この「高校生合同出前講座」に参加したことで、進路を決め、建設業界に就職した学生もおり、同協会は若年労働者の建設業への入職のきっかけになればと期待を寄せている。

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