一般記事

奈良公園事務所 平城宮跡南側地区広場造成工事

2022.8.4 その他

中西建設の施工 ICTを導入し自動化進める
土系舗装で強度と透水性を両立

 奈良県奈良公園事務所は、平城宮跡歴史公園の整備を進めており、すでに整備を終えている朱雀門広場から県道奈良生駒線を挟んだ南側、奈良市三条大路4丁目で「平城宮跡南地区」の整備に取りかかっている。
 現在、「平城宮跡南地区」では「平城宮跡南側地区広場造成工事」として、「朱雀大路保全エリア」の整備が、中西建設の施工で進められており、朱雀門広場から連なる形で、エリアの東側敷地に土系舗装が施工され、中央に水路(遺構側溝)が再現される。
 工事概要は263㍍、路体盛土工3700立方㍍、土系舗装工4406平方㍍。5月初旬に着工。工事はICTを活用して進められ、電子小黒板、遠隔臨場、ASP(情報共有システム)等が導入され、作業の効率化が図られ、路体盛土工等の作業は、自動制御されたマシーンコントロールブルドーザーなどにより進められた。
 現在、土系舗装の工事に入っており、順調に作業は進んでいる今回行っている土系舗装は、通常の舗装のように堅く締め固めるのでは無く、空隙率を確保しながら、プレートで軽く締め固め、強度を確保しながら同時に透水性をもたせるもので、それぞれの特性をバランス良く両立させるため細心の注意を払いながら作業を進めているという。
 8月2日現在、工事全体の進捗率は74%となっており、9月末の完成を目指している

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