一般記事

吉野土木 一般国道309号法面対策工事

2022.11.17 県吉野土木事務所

ワイ・ビー建設で進む
安全性向上を目指す

 奈良県吉野土木事務所は、上北山村西原において「一般国道309号法面対策工事」を進めている。
 国道309号は、紀伊半島を斜めに横断し、三重県熊野市と大阪府大阪市平野区をつなぐ一般国道。その中で、上北山村天ヶ瀬から天川村の区間は車両の対向が難しい狭隘なヵ所が多く、特に、同工事の対象区間が位置する天ヶ瀬と川迫ダムの間は旧行者還林道であり、狭隘で険しい道が続く上に、気候も厳しく12月から翌年3月まで冬季通行止めとなる。
 同工事は、国道309号に接する崩落などの危険性の高い斜面に対策を行い、安全性を高めるもの。工事概要は、工事延長55.1㍍、法枠工369平方㍍、鉄筋挿入工234本。
 工事は8月に着工しており、工期は5年3月末だが、施工を担当するワイ・ビー建設は、冬場の気象のことなども考慮し、年内に作業を終えることを目指して、前倒しで工事を進めている。そのことも含め、11月7日現在、順調に作業は進んでおり、約70%の進捗となっている。
 同路線は、未整備の区間も多く、今年の3月28日には、天川村北角地内において斜面崩落が発生し、冬期通行止めが解除される4月8日以降も引き続き通行止めを実施し、復旧工事を進め、10月に制限付きで通行止めを解除している。

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