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県道路マネジメント課 4月24日片側通行開始 国道169号上北山村西原崩土

2024.5.7 県土マネジメント部

 奈良県県土マネジメント部道路マネジメント課は、4月1日に発生した国道169号上北山村西原地内の崩土について、4月24日に応急対策工事を完了し、同日15時から一般車両の片側交互通行による終日の通行を開始した。
 崩土は高さ約30㍍、幅約20㍍の規模で、岩盤とそれを覆うモルタルが崩落。約3・4㌔㍍に及ぶ通行止めを実施していた。
 応急対策工事は4月5日より地元業者のJVで山室組、吉野組、南都工業が担当している。既存ネットを取り除き、立木伐採を行ったあと8日より不安定土塊を撤去。11日にラス金網を取り付け、およそ70~80㍍の範囲でモルタルを吹き付けた。今後はボーリング調査を最低でも2本実施する。
 応急対策工事完了後も本復旧工事が終わるまでは、現地で地盤伸縮計とばらまき型傾斜計による計測機器などで、斜面を監視する体制を継続し、斜面の異常を検知すれば通行止めを行う。雨量が基準値を超過した場合も通行を規制する。雨量の基準値は連続雨量55㍉、時間雨量12・5㍉。通常の2分の1の値のため、通行止めの頻度が高くなることが予想されるが、安全を期して厳格に運用される。

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