一般記事

奈良国道 五條新宮道路風屋川津工区1号橋

2022.8.19 近畿地方整備局

工事用桟橋の設置工事
キタムラの施工

 近畿地方整備局奈良国道事務所は、「五條新宮道路風屋川津工区1号橋工事用桟橋設置工事」を進めている。
 同事務所は、急峻な地形条件のため、未改良区間の多い「五條新宮道路」の整備事業の一つとして、宇宮原工区(延長1.2㌔㍍)とともに風屋川津工区(延長5.7㌔㍍)で十津川村川津と野尻を結ぶバイパスの整備を行っており、同工事は、川津において、現道と計画されているトンネルを結ぶ1号橋の橋脚工事を行うために、作業用の桟橋を設置するもの。工事概要は、仮橋・仮桟橋工1式。施工をキタムラが担当し、9月末の完成を目指している。
 風屋川津・宇宮原工区の整備により、線形が厳しい箇所・幅員狭小区間の解消や、現国道168号において、異常気象時の交通規制や崩土などによる通行止めが発生しても、安全で安定した交通が確保され、被災時に地域住民の孤立化を防ぐとともに、緊急避難ルートとして活用、医療施設へのアクセス向上が見込まれ、地域の活性化等への貢献が期待される。
 同事務所は、国道168号「五條新宮道路」
を防災面のみならず、紀伊半島内陸部の活性化を担い、人と物の流れを活発化し、地域の活性化を図るうえで必要不可欠な道路「いのちの道」として整備を進めていく方針で、他のアンカールートを構成する路線とともに紀伊半島の道路ネットワークの充実を図っていく。

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