一般記事

間瀬コンサルで進む 「バリアフリー」基本構想 市全域を対象に策定

2021.10.1 御所市

 御所市は、一般競争入札「御所市バリアフリー基本構想策定業務委託ま推委第4号」により間瀬コンサルタント奈良営業所に業務を委託して進めている。業務は市全域を対象にバリアフリー基本構想策定業務1式。委託期間5年2月28日。
これは駅や公共施設及び福祉施設など市民が利用する公共性の高い施設が集まった地区について、バリアフリー化を推進するために令和3年度から4年度に基本構想の策定を行うもの。担当は企画政策部まちづくり推進課。
 同市の今後のまちづくりは、人口減少や超高齢社会への対応と財政面及び経済面においての持続可能な都市経営を可能とすることが大きな課題。高齢者や障害者等が自立した日常生活や社会生活を営むことができる生活環境整備をめざし、移動等円滑化に関して一体的・総合的な施策の推進を図るため、平成18年12月「高齢者・障害者等の移動の円滑化の促進に関する法律」が施行されたことに伴うもの。業務内容は次の通り。
 【現況調査(3年度)】
▽机上調査=既往資料をもとに旅客施設・周辺道路・路外駐車場・都市公園・建築物等の分布状況の整理を行う。
▽現地調査=現地調査により生活関連経路(歩道の幅員・段差・勾配)や生活関連施設(鉄道駅・商業施設・福祉施設・文化施設など)のバリアフリー化状況等を把握する。なお、策定協議会の構成員等で現地調査を行う場合はその実施と支援も含む。
▽課題の抽出等=机上及び現地調査により整理された資料をもとに課題の抽出等を行う。
【基本構想(素案)の作成(3年度)】
▽市の概況整理=上位計画及び各種まちづくり計画と整合を図る必要があることから同市の上位計画・関連計画を整理する。
▽バリアフリー推進の基本的な考え方=市の上位計画・関連計画を踏まえ、市域全体のバリアフリーに関する方針を明確にしたうえで、バリアフリーの基本理念と基本方針の検討及び移動円滑化促進地区の抽出と重点整備地区の検討を行う。
【関係機関・関係団体ヒアリング(4年度)】
▽関係資料作成=関係機関・関係団体ヒアリングについて必要な資料の作成を行う。
▽ヒアリング=関係機関・関係団体との連携を図るため、バリアフリーに関する意向等のヒアリングを行う。
【基本構想素案の作成(4年度)】
▽整備地区の基本構想=基本構想は①重点整備地区における移動等円滑化に関する基本的な方針②重点整備地区の位置及び区域③生活関連施設及び生活関連経路並びにこれらにおける移動等円滑化に関する事項④市が行う移動円滑に関する方法の収集・整理及び提供に関する事項⑤実施すべき特定事業とその他の事業に関する事項(併せて実施する市街地開発事業において移動等円滑化のために考慮すべき事項)⑥自転車等の駐車施設の整備等移動等円滑化に資する市街地の整備⑦その他重点整備地区における移動等円滑化のために必要な事項⑨基本構想の評価に関する事項―の項目の明示を原則として素案の作成を行う。①・④・⑦は必要に応じて作成する。
▽バリアフリーの実現に向けて=4年度に特定事業計画の概要案も含めた基本構想策定以降の継続的な進行管理と体制について検討を行う。
▽パブリックコメント=4年度に構想案に関する情報公開や意見募集のために行うパブリックコメントに必要となる資料の作成を行うとともに、これにより得た意見への対応方針の検討を行う。
【基本構想の作成(4年度)】
パブリックコメントで得られた意見を取りまとめ、基本構想の作成を行う。基本構想の広報用資料として冊子(全文)と概要版の作成を行う。
【会議の運営支援(3年度・4年度】】
庁内検討会議(3年度1回、令和4年度3回実施)及び策定協議会(3年度1回、4年度3回実施)等において事前協議資料や会議資料(配付資料及び説明用のパワーポイント)の作成、会議への参画(進行等)、会議録(要旨)を作成する。また3年度の会議運営支援には策定協議会の設置及び実施に向けて策定協議会設置要綱の作成も含む。
【打合せ協議(3年度・4年度)】
打合せ協議は6回(うち中間4回)行う。

会員登録
一覧に戻る